ナノ化ヒアルロン酸

本当に浸透する!?

ヒアルロン酸が肌から浸透する・・・と書かれていたので、

何を使ってるのかな?と思ったら、ナノ化ヒアルロン酸なんだとか。

 

ヒアルロン酸は高い保湿作用を持っていますが、

それは高分子である故のもので、低分子化したら、

保湿力は低下します。

 

しかも、低分子といっても10万分子量くらいで、

浸透しないといわれるコラーゲンでも3000~10000くらいなので、

当然浸透はしません。

 

 

で、ナノ化といっても色々な手法があるのですが、

コレは微細粒子化によるものですな。

 

粉末の状態って、例えばヒアルロン酸だと、ヒアルロン酸の分子が1つではなくて、

何個かくっついて1つの粒を作っています。

まあ、砂団子みたいなものをイメージしてもらえばいいかな?

 

で、その固まったヒアルロン酸を、振動でバラバラにするんです。

そうすると、あら不思議、ナノサイズの粒子になるんです。

 

吸収力も確かによくなるのですが・・・

 

これって、粉末の状態での話です。

化粧品を粉末のまま使う?

それは稀な話ですよね。

 

当然、水に溶かすわけで、これって細かくした意味がないんですよね・・・

水に溶けるってことは、この塊はバラバラになるわけですから。

 

水に溶けた状態はナノサイズってわけではないです。

 

つまり、普通のヒアルロン酸と超微粒子化したヒアルロン酸では、

水に溶かした状態は変わらんって話。

超微粒子化したほうが水に溶けやすいのは確かですがね。

 

浸透?するわけないじゃないですかー

 

 

もっとも、サプリとして使ったとしても、

ヒアルロン酸はN-アセチルグルコサミンに分解されて吸収されるので、

じゃあ、N-アセチルグルコサミンを摂取したほうが早いって話になります。

価格だって1/3以下ですしね。

あまり利点がないかも。

しかも、錠剤にしたら意味なくね?と思わなくも・・・

 

 

某コラーゲンみたいに、最小の状態まで酵素分解してしまうと、

ヒアルロン酸はN‐アセチルグルコサミンになるわけですので、

同じようにスーパーヒアルロン酸と呼べなくもないのですが・・・

 

なんとスーパーヒアルロン酸なるものは別に存在しており、

アセチルヒアルロン酸Naと言います。

 

このアセチルヒアルロン酸Naのどこがスーパーなのかというと、

1つは保湿力がヒアルロン酸の2倍といわれています。

さらに、従来水溶性の成分にも拘らず、親油性も持ち合わせているので、

肌なじみに優れているといわれています。

 

そして、価格もスーパーです(笑)

<<<前                  次>>>