肌老化は幹細胞の減少が原因

歳を重ねると、幹細胞が存在する領域が減る

日本メナード化粧品からの発表になります。

皮膚の幹細胞に関する研究を行って13年、ついに肌老化の原因を解明したとのこと。

 

まず、原因究明の鍵となったのが、皮膚の幹細胞が存在している領域を発見。

その領域をステムバイタルエリア(SVA)というそうな。

 

このSVAが縮小することで、幹細胞が減るのか、幹細胞が減るからSVAが縮小するのかは

よくわかんないんですが、まあ、肌老化の原因はSVAが縮小することで起こると

いうわけです。

 

上図だと、60代で20代の半分になってますな。

 

表皮幹細胞が存在している領域では「ラミニン332」が特異的に発現しており、

真皮細胞が存在する領域は「Ⅴ型コラーゲン」が特異的に発現しています。

で、上図ではラミニン332は緑、Ⅴ型コラーゲンは赤で染められている部分になります。

 

 

ラミニン332は、は基底膜という構造と細胞を結合する接着装置である、

ヘミデスモゾームという装置の主要な構成分子です。

んー、よくわからんですな。

 

まあ、表皮と真皮の境にある基底膜ってのがあって、

そこで、表皮と真皮をつなぐ役目を担うものがあって、

それの1つの構成員がラミニン332ってわけ。

 

Ⅴ型コラーゲンはⅠ型コラーゲンにわずかに含まれるコラーゲンで、

まあ、よくわからんコラーゲンという認識です。

よくわかっていないってのが正しいか。

 

上図をみると、めっちゃあるように見えるんですけど・・・

 

 

幹細胞が少ないっていうことは、

それは新しく生まれてくる細胞が少ないということであり、

肌のターンオーバーが遅くなることを意味します。

 

シミやシワなんかの原因になるってわけさ。

 

 

で、開発したのが セミプレナローズエキスという原料。

推測ですが、セミプレナローズとは、アルバセミプレナという品種のバラだと思われます。

 

赤ばらの祖であるガリカローズと双璧をなす白バラの祖、アルバローズ。

この古代のバラに最も近いといわれるのが、アルバセミプレナです。

 

白いバラのエキスってことになるのかな?

 

残念ながら、このエキスがどのような作用をして、

どのような効果があるかはよくわかりません。

近いうちに発表があるとは思いますが。

 

 

まあ、皮膚の奥のほうでこんなことになっているんですねー

現実的に、1/2まで減ってしまったSVAを元に戻すってのは

不可能なような気がします。

 

となると、予防が必要になってくるわけですが、

老化の原因はSVA領域の減少が大きな要因であるのは

間違いないとは思いますが、なぜ、SVAが減少するのかってのは

よくわからんのですよね。

 

この辺が明確になれば、見た目年齢に差をつける

切り札になるかもしれませんね。

 

 

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