垣間見える意図

なぜ、その化粧品を作ったの?


遅まきながら、あけましておめでとうございます。

 

いやはや、ようやくブログを更新できる余裕ができてきたかな?

製造したクリームが行方不明で、気が気でない年末年始を過ごして、

見つかったはいいが、溜まりに溜まった受注は今まで見たことない

ような数字になっており、不眠不休での発送作業・・・

 

さすがに堪えたみたいで、体が変調をきたしております(爆)

 


 

化粧品はほぼ、OEMメーカーが作っているといっても過言ではないです。

まあ、大手ともなれば、自社工場をもっているわけなので、

市場に出回っている商品数でいえば、話は変わってくるかもしれませんが。

 

OEMってのはクライアントの要望に応えて商品を作るわけですが、

その根底にある考え方ってのを垣間見ることができるわけです。

まあ、消費者は知る由もないことですけどね。

 

 

儲け第一。

一言で言ってしまえば、これに尽きるわけですが、

そういう輩のなんと多い事か。

まあ、商売ですので、当然といえば当然であり、

利を求めることは悪いことではありません。

 

それを非難するつもりは毛頭ないですし、

それなくして商売は成り立ちません。

ボランティアじゃあないんですから。

 

 

ただ、「儲けたいだけ」で商品を作るのは如何なものかと。

建前でも、何か用意しておけよ・・・

そう思わなくもないです。

 

 

年末のあいさつってことで、とある加工メーカーとお話しする機会がありまして。

そこでこんな話になったんです。

まあ、愚痴ですわな。

 

私自身もまあ、似たような経験していますので、

いたく共感したわけであります。

もっとも、私はサプリの業界でしたが、

どこの業界も似たり寄ったりなのかもしれませんね。

 

 

法的には、化粧品は効果を謳うことができません。

謳いたいなら、医薬品か医薬部外品にしろってことです。

 

これは裏を返すと、「化粧品は効果がなくてもいい」ととらえることができます。

いや、むしろ効果があってはダメだといっているんです。

 

じゃあ、どうせ効かないのであれば、安く作ったほうがいいよね?

まあ、そういう輩の言い分です。

 

 

ああ、もっともな言い分・・・

反論の余地もありません。

 

 

で、安く作って高く売るわけです。

効くわけないものを、さも効くように売りさばくわけです。

そのことを理解していてね。

 

そして、決まってこんなことを宣うんです。

「夢を売っている」のだと。

 

全く、反吐が出る話です。

 

 

ネットの普及とソーシャルメディアの発達により、

こういった商品はだいぶ少なくなったのですが、

まだまだ絶滅には程遠いようです。

 

 

法的には化粧品は嗜好品に分類されるものです。

お酒とか煙草とかと一緒の扱い。

 

女性としての嗜みみたいな?

 

そうだとしてもさ、たとえ謳えないとしてもさ、

ちゃんと効果のあるものを作りたいと思うし、

それを追求すべきだと思うんですよね、個人的には。

 

まあ、何が言いたいかって、

ちゃんとしたもの作ろーぜって話。

 

加工屋でそんな話になるってことは、

実際にそういった商品が世にでてるわけです。

で、それを見極めることは、正直不可能。

 

いいものかどうかは、推測できても、

その商品に込められた意図をくみ取ることは不可能。

 

なんとかならんもんですかねー

 

 

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