UNIFINE-CO
東洋発酵の新原料。
イソフラボンを発酵させ、水酸化イソフラボンにすることで、
高い抗糖化力を発揮する素材なんだそうです。
(特許5318339号)
イソフラボンを多く含んでいる大豆エキスを麹菌で発酵。
表示はBG、アスペルギルス/ダイズ種子エキス発酵エキス液
配合量は20%になります。
セラビオのように留め型になると聞いていたのですが、
原料販売を検討しており、近々には案内できるとの話でした。
あまり引き合いがなかったのかなー?
糖化ってのは、簡単に言えばタンパク質と糖が結合することで、
糖化タンパク質はAGEsとか老化タンパクだとか呼ばれます。
糖化の原因で起こりうる症状は、
アルツハイマー認知症、脱毛、白髪、白内障、
動脈硬化、糖尿病、腎臓病、脳卒中などなど多岐にわたります。
まあ、糖化以外の要因もありますが、
1つの要因ってことは間違いないです。
で、美容面ではタンパク質であるコラーゲンはモロに影響を受けます。
その結果、シワ、たるみの原因にもなりますし、
色素沈着も起こるので、シミやくすみの原因にもなります。
正直、他の抗糖化原料と比較して、
優れているのかどうかってのはよくわからん。
1mg/mlの濃度下では、あらゆる糖化を非常に高い濃度で抑制します。
抗糖化作用は、おそらく調べられていないだけで、
色々なものにあるとは思われますが、
この水酸化イソフラボンには糖化タンパク質の糖を
剥ぎ取る作用があるそうです。
コラーゲンとの間に結合されるので、
コラーゲンの弾力性、つまり肌のハリがなくなってしまうのですが、
これをぶった切ることが可能なんだとか。
このAGEs分解剤として知られるN-フェナシルチアゾリウムブロミド(PTB)
と同等、もしくはそれ以上の効果を発揮するそうな。
この作用はそうそうないわけで、この原料の最大の魅力となっております。
表皮で糖化タンパク質が多いと、角層が厚くなり、そのくせ水分量が少ない傾向にあるそうで、
乾燥肌傾向にあり、透明感が損なわれくすみ肌になるというわけ。
0.02%発酵イソフラボン濃度で、確かな糖化タンパク質の分解作用が
ヒト角層においても確認されています。
うん、素晴らしい!
原料として、0.1%配合すればいいわけだ。
5倍の0.5%配合すれば文句なしって感じですな。
で、この糖化タンパクってのは、代謝されないやつでして、
どこかが主張している「捨てるべきコラーゲン」ってやつになります。
糖化タンパク質が分解されて、通常のコラーゲンになるわけではない
かもしれませんが、少なくとも代謝されるようにはなるわけで。
まあ、角層のことなら化粧品でなんとでもなるんですが、
真皮部分ではそうはいかない(ことになっている)わけで、
傾向投与のほうが効果はあるのかもしれません。
一応、食品原料としても販売するそうなので、
外からと内側からというコンセプトで商品展開しても
よいかもしれませんね。
にしても、抗糖化ってところにスポットをあてているので、
女性ホルモン様作用は如何ほどになっているのかって
ことについては触れられる、です。
聞いてみたけど、調べてないみたい。
まあ、糖の代わりに水酸基がついているので、
抗糖化、もしくは抗酸化作用を発揮した後に、
イソフラボンとして機能することが期待できなくもない・・・かな?
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