あっちもこっちもヒト幹細胞でした
展示会で感じたのが、ヒト由来の幹細胞が流行っているなーと。
国内、海外問わず、あっちもこっちもって感じでした。
まあ、幹細胞が流行っているってのもあり、
やはりヒト由来ってのはインパクトありますからね・・・
正確にはヒトの幹細胞を培養した液を化粧品原料として使います。
ヒト幹細胞をそのまま使ったら、自分の細胞でない限り、
拒絶反応が起こりますからね。
(将来的には自分の幹細胞で原料を作る時代がくるとは思いますが)
で、培養液には細胞が放出する成長因子や酵素、ホルモンなどんどが
含まれており、元々ヒトに存在している、ヒトに必要なものだということで、
まさにアンチエイジング成分の塊であるというわけです。
まあ、実際に成分を規格しているわけではないので、
本当に含まれているのかは知りませんけどね。
現状、流通しているヒト幹細胞エキスは
ADSC-CMという原料で、
成分は水、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、水添レシチン、1,2-ヘキサンジオール、ポリソルベート-80、カプリリルグリコール、ヒアルロン酸アスコルビルプロピル、酢酸トコフェロール、カプリロイルジペプチド-17
韓国産原料で、非常に高額な原料。
脂肪細胞を幹細胞化して培養したものってことになってます。
とあるOEMメーカーから聞いた話なんですが、
なんか色々入れ過ぎじぇね?との話。
普通、ヒト脂肪細胞順化培養液ってだけでいけるはずで、
入れてもフェノキシエタノールを入れるくらい。
まあ、水、BGで薄めるってのはアリとしても、なんでこんなに
ゴチャゴチャしてるのか疑問なんだそうです。
フェノキシエタノールの代わりにカプリリルグリコールを使っているのはわかりますが、
ヒアルロン酸アスコルビルプロピル、酢酸トコフェロール、カプリロイルジペプチド-17は機能性成分。
ヒト幹細胞培養液だけでは効果に不安があるのでは・・・?!
と勘ぐってしまいたくなるとのこと。
そんなわけで、国産のヒト幹細胞ってのも出てきているそうです。
詳細は今度詳しく聞いてくるつもりですが、
低価格で、ちゃんとしたものを作ったとか。
ただ、倫理的な問題がつきまとうので、
あまり公にはしたくないんだそうで・・・
とはいえ、かなり引き合いがあるんじゃないかなー
なんか社員めっちゃ増えてたし、かなり順調に業績伸ばしているみたいですから。
さらにヒト幹細胞培養液の使用が加速されそうだなーと思う今日この頃。
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