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加水分解亜麻仁エキス

毛髪の退色を抑える原料で、アメリカのアシュランドという会社で販売されています。

成分は水、グリセリン、加水分解亜麻仁エキス

(防腐剤に安息香酸Naが使われているっぽい)

 

日常的なストレスや年齢によって、毛髪内のメラニン合成が妨げられることで、

毛髪が退色し、白髪の原因となります。

成長期の毛包では、メラニンの合成は毛球にある成熟したメラノサイト内のみで起き、
メラニン合成の過程でチロシナーゼおよびTRP-1が発現することでメラニンの産生が促されます。
チロシナーゼなどのメラニン合成酵素の活性により、メラニン色素を合成、貯蔵していことで、
黒い髪を維持しているわけです。
そして、メラニン合成時に必要なタンパク質がプレメラノソームタンパク17となる。
合成されたメラニンはその後、毛皮内のケラチノサイトに運ばれます。
ケラチノサイトにおいては、PAR-2(プロテアーゼ活性化受容体2)がメラニン輸送に深く関与しており、
このタンパク質が減少するとメラニンの輸送が乱れ、白髪発生の要因となる・・・そうな。

 

簡単にいうと、PAR-2がメラニン輸送していて、

これが減少することでメラニンが髪に運ばれないから白髪になるってこと。

 

 

肌ではキネシンとういのが輸送に関わっており、

これを阻害することで、美白作用をもたらす原料もあります。

仕組みが同じものなのか、全く異なるものかはわからんですが。

 

まあ、加水分解亜麻仁エキスが、この輸送を正常化することで、

毛の退色を抑制できるというわけです。

 

推奨量は0.5~1.0%

 

 

ω3を摂取するのに重宝されている亜麻仁油はよく聞きますが、

亜麻仁エキスってのはかなり珍しい。

おそらく亜麻仁種子エキスになるのではないかな?

 

α-リノレン酸、リグナンなどが豊富に含まれているそうです。

高い消炎作用があるそうな。

 

 

面白そうな原料ですが、どうも白髪予防にはなるけど、

白髪を黒くするのは無理っぽい。

まあ、何事も予防ってのは大事であるのは否めませんが。

 

しかも、国内流通は絶望的で、入手は困難。

 

まあ、当てがないわけでもないですが、

おそらくロットは大きくなるは、リードタイムは3ヶ月とか

わけわからんことになるかな。

 

とてもじゃないが使えなる状況ではないでしょう。

 

 

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