β-カロテンは顔色に影響を与える

β-カロテンを取ると健康そうに見えるようになる

みかんを食べすぎると手が黄色くなるという経験はないでしょうか?

それと同じようなことが顔でも起こりうるそうな。

 

β-カロテンが人間の顔色を良くし、健康そうに見せるという研究結果が

2月13日「Behavioral Ecology」オンライン版に掲載されました。

 

β-カロテンはテルペノイドの一種で、ビタミンAの前駆物質になります。

人参とかに多く含まれていますね。

 

この研究では、β-カロテンの補給がヒトの男性の顔の外観と健康に及ぼす影響を試験したものです。

 

結論をいえば、β-カロテンの補給は顔外観の魅力を高め、

肌は健康に見えるようになったそうな。

 

まあ、外観に影響を及ぼすってこと。

 

 

β-カロチンを摂取することで、性的魅力がアップするかもしれないってね。

ビジネスでは第一印象が大事です。

β-カロチンをしっかり摂取して、好感度を上げておきましょうってことなのかな。

 

病的に見える、疲れて見えるよりは健康的に見えたほうが望ましいわけで、

これは男性だけでなく、女性にもあてはまることではないかな?

 

ただ、面白いことに、酸化ストレス、自然免疫機能など、

実際の健康状態の測定にβ-カロテンの効果は見出されなかったそうな。

つまり、本当に健康そうに見えるだけで、実際に健康になっているわけではない

という結果がでているわけです。

 

 

ちなみに、栄養機能表示食品として、

β-カロチンはビタミンAの前駆体として、同じ効果を期待することができるとしています。

 

・ビタミン A は、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。

・ビタミン A は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

 

ちなみに、上限は7200㎍、下限は1620㎍。

ビタミンAと違い、

「妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないように注意してください。」

旨の注意喚起表示は、不要です。

 

妊娠中のビタミンAは奇形児の確率を上げるリスクがあるので、

あまりとり過ぎないように指導されますが、β-カロチンであれば、

その心配はないってことです。

 

もっとも、普通の食生活で過剰になることはまずないので、

サプリで取る場合は注意してねっていうか、

サプリで摂取するなよーってことなので、

あまり過敏に意識する必要はないかもです。

 

 

皮膚云々ってことが書けるので、

美容系でビタミンAで栄養機能食品にすることが多いかな。

 

レチノールがお肌に高い作用をもたらすことは知られていますので、

塗るのではなく、中からも補充しようと過剰に摂取してしまう

人もいるそうで・・・

 

ちなみに、ビタミンAは脂溶性なので、

炒め物やドレッシングなどで摂取するのが望ましいとされます。

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