飛蚊症ってのはある人にしかわからんよね
飛蚊症ってのは目の病気の1つでして、
視界に虫みたいなものが常に見える状態です。
最初はスゲー気になりますが、そのうち気にならなくなります。
眼科で飛蚊症について相談すると、たいていは
「年だからしょうがない」といわれます。
いわゆる生理的飛蚊症というやつです。
目は外から入った光を「網膜」に写すことで見るという行為を行っています。
その際、有害な紫外線も同時に浴びることになります。
この紫外線が網膜を通して目に入ると、硝子体中に活性酸素が発生し、
その結果たんぱく質や脂質が酸化されてしまいます。
この酸化物がごみのように硝子体に浮遊することになります。
これが飛蚊症の正体になります。
こちらの治療法は確立されておらず、特に問題になることはないので、
「年だからしょうがない」という反応になるわけです。
まあ、飛蚊症によいとされる成分は、ルテインが代表的。
マリーゴールドから抽出される黄色の色素になります。
ルテインは目のいたるところに存在し、高い抗酸化力を持っています。
特にスマホやパソコンからでているブルーライトへの耐性がとても高く、
ルテインを取ることで、目の負担を軽減する効果もあります。
高い抗酸化力によって、活性酸素の害を防ぐとともに、
硝子体の循環を促すので、飛蚊症によいというわけです。
ルテインを選ぶときの注意点は、
①天然由来であること
合成のルテインも存在しており、まれに副作用がでるそうです。
目に痒みがでたり、腫れたりするそうな。
もちろん、稀にではなりますが。
また、たばこを吸う人は、呼吸器系にトラブルを起こすことがあるんだそうな。
できればマリーゴールドの抽出物がよいです。
②フリー体であること
中にはエステル体をルテインといって販売しているところもあります。
エステル体とは、ルテインに脂肪酸がくっついたもの。
このままでは吸収されず、しかもこれを分解する酵素を人は持ち合わせてないです。
まあ、腸内細菌によって分解はされるんですが、
吸収率、利用率が非常に悪い。
その点、フリー体であれば、そのまま吸収されるので、
吸収率、利用率は高いです。
FloraGLOのルテインが間違いないんですが、
こいつ高いんですよねー
もちろん、効果は段違いなんですが。
摂取量はフリー体として、6~10mgが推奨量となります。
1日100mgまでなら、特に問題はないそうですが、
過剰分は排出されるだけなので、過剰摂取は意味がないです。
また、合わせて取りたいのが、アスタキサンチン。
どうも美容成分として有名になっちゃってますが、
元々は目の原料だったんですよ。
アスタキサンチンは脳関門を通過できる数少ない抗酸化成分の1つ。
脳の血管には関所があって、限られた成分しか通れません。
抗酸化で知られるビタミンCやビタミンE、β-カロテンですら通れません。
そのため、アスタキサンチンは脳や目に直接働きかけることができる
数少ない成分なんです。
特に、脳や目の血管は超細くて、最も細いところは髪の毛の1/20とさえ言われます。
アスタキサンチンは、そんな細い血管も流れることができ、
血管をキレイにしてくれます。
ルテインと一緒にとることで、ちゃんと目まで届けてくれるようになります。
ぶっちゃけ、アスタキサンチンを摂取しても、美白効果とかないから。
あれは眼病予防のために取るものです。
美白効果はなくても、活性酸素の害から守ってくれるので、
美容効果はないことはないんですけどね。
アスタキサンチンも6mgは取りたいところですよねー
アスタキサンチンの量も商品選びの基準にしてもいいと思います。
あと、アスタキサンチンは飲んだほうがいいのか、塗ったほうがいいのかって質問は
度々聞かれます。
活性酸素の害はコラーゲンなどがある真皮層の話。
よく酸化の例として、リンゴを放置しておくと茶色くなるってのがあるじゃないですか?
あれって、皮剥かなければ、酸化しないんすよ。
ヒトの角質層も酸化はしないさね。
するのは、古い皮脂ですわ。
つまり、角質層を突破して、真皮まで到達させることができれば、
アスタキサンチンを塗るって行為もムダではないかもね。
しかも、化粧品に含まれているアスタキサンチンの量なんて微量です。
例えば100g中に0.01%含まれていたとしたら、100g中に10mg。
1回にどれだけ塗るのかって話です。
あくまで個人的な見解ではありますが、
飲んだほうがよいんでないかい?とは思います。
まあ、うちもアスタキサンチン入れているので、大きな声ではいえませんが(笑)
あと、補足ですが、生理的な飛蚊症ならいいんですが、
稀に眼病の前触れである可能性もあります。
一応、お医者さんに診てもらうことをオススメしておきます。
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