DAMPs活性阻害
一丸ファルコスの新原料、IZAYOI
イザヨイバラエキスになります。
十六夜(イザヨイ)のように花の一部が欠けていることから、この名がついたとか。
別名、トゲナシなんですが、トゲトゲです(笑)
棘梨、つまり棘のある梨ってことね。
実にはビタミンCが非常に多く、サプリメントの原料としても使われています。
紫外線は肌にダメージを与えるのはご存知と通りですが、
このダメージにより局所的な炎症が引き起こされます。
その結果、炎症部では肌の組成成分を分解する酵素、コラーゲン分解酵素とか
ヒアルロン酸分解酵素とか、エラスチン分解酵素などなどが増加、
シワやタルミなどの肌老化を招きます。
で、この肌老化の経路の最上流にはDAMPs(傷害関連分子パターン)
が関わっている事が分かってきました。
DAMPsってなんじゃらほい?って話ですが、
細胞がUVなどによってダメージによって死んだ細胞が放出する物質です。
わずかな細胞がダメージを受けた場合でも、この物質によって、
その影響を周りの細胞に拡がっていきます。
この細胞ダメージは加齢した細胞ほど高くなります。
まあ、細胞自体が弱っているので死にやすいってわけです。
結果、若いころに比べれば、沢山細胞死が起こるのです。
ミドルエイジの肌は、若い頃よりUVの影響を受けやすいというわけ。
このイザヨイバラエキスにはDAMPs類似物質が含まれているそうな。
あくまでDAMPs類似物質であって、DAMPsではないです。
この類似物質がDAMPs受容体に先回りして結合することで、
DAMPsが結合できなくなり、伝達を抑制することができます。
ゴチャゴチャ言ってますが、要するに炎症反応を
川上で抑制することができるってことです。
抗炎症作用ってのは、サイトカイニン系を抑制するものが多いんですが、
炎症系に関わるこいつらの種類の多いこと、多いこと・・・
DAMPsを抑えるってことは、複数のサイトカイニンを
大元から抑制するってわけさね。
かなり画期的です。
ただ、残念なことに、予防効果は絶大ではありますが、
現在進行形の炎症を抑えるものではないんですよねー
イザヨイバラエキスを塗っていれば、
紫外線による害を最小限に抑えることが可能ですが、
紫外線に当たった後に、慌てて塗っても効果は薄いです。
まさに後の祭りってやつです。
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