ちょっと振り返ってみました
ナチュセラクリームは、かなりの頻度でリニューアルしています。
まあ、バージョンアップといったほうがいいか。
さてさて、初代ナチュセラクリームが発売したのは2012年の冬頃だと思います。
水、グリセリン、トリエチルヘキサノイン、PG、ステアリン酸、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、
セテス-25、セテアリルアルコール、ミネラルオイル、ペンチレングリコール、セレシン、ステアリン酸グリセリル、セラミド3、
セラミド6Ⅱ、コメ胚芽油、ヘマトコッカスプルビアリス油、トコフェロール、レウコノストック/ダイコン根発酵液、
ヒアルロン酸Na、β-グルカン、α-グルカンオリゴサッカリド、グリチルリチン酸2K、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、
ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG-10、BG
懐かしいな(笑)
正直、製品化するつもりはなく、
適当に天然ヒト型セラミドを使ったクリームを試作してもらっただけ。
出した指示は「某赤いのをパクって」ってだけです。
次にVer1.2になるのが2013年6月頃。
skinmimicsを導入します。
水、グリセリン、トリエチルヘキサノイン、PG、ステアリン酸、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、
セテス-25、セテアリルアルコール、ミネラルオイル、ペンチレングリコール、セレシン、ステアリン酸グリセリル、セラミド3、
セラミド6Ⅱ、セラミドNP、セラミドNS、セラミドEOS、セラミドEOS、セラミドEOP、セラミドAP、ヒアルロン酸Na、ヘマトコッカスプルビアリス油、レウコノストック/ダイコン根発酵液、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、コレステロール、α-グルカンオリゴサッカリド、グリチルリチン酸2K、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、コメ胚芽油、トコフェロール、
べヘン酸、セタノール、セタアレス-25、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG-10、BG
裏事情としては、β-グルカンがパラベンフリーのものがなくなったとかで、
使えなくなったわけです。最優先事項ですからね。パラベンフリー。
ただ抜くだけってのもあれなので、セラミドの種類を増やしたのはついでです(笑)
セラミドの量を増やしたのはいいんですが、
好転反応的なもの?ステロイド使用者には100%でてたのですが、
その反応までもパワーアップしちゃいまして・・・
で、できたのがVer2.0 2014年の1月頃かな?
水、グリセリン、トリエチルヘキサノイン、PG、ステアリン酸、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、
セテス-25、セテアリルアルコール、ミネラルオイル、ペンチレングリコール、セレシン、ステアリン酸グリセリル、
ヒマワリ種子油不ケン化物、オリザノール、セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミドNP、セラミドNS、セラミドEOS、セラミドEOS、
セラミドEOP、セラミドAP、ヒアルロン酸Na、ヘマトコッカスプルビアリス油、レウコノストック/ダイコン根発酵液、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、コレステロール、α-グルカンオリゴサッカリド、グリチルリチン酸2K、
セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、コメ胚芽油、トコフェロール、べヘン酸、セタノール、セタアレス-25、
ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG-10、BG
裏事情としては、加工先を変えてやろうと思ってたんです。
まあ、担当の人が転職したので、そちらの工場で・・・と動いていたのですが、
うちみたいな弱小とやれるか!みたいな話になって頓挫したので
仕方なく、もとの加工先で行いました。
その時、ここの開発の人、スゲーと思いました。
あれだけ四苦八苦して試作したのに(10回くらい試作してます)、
1発で求めてたものができましたからね。
このとき、天然ヒト型セラミドの量を減らしてます。
代わりにヒマワリ種子油不ケン化物とオリザノールを添加。
ヒマワリ種子油不ケン化物は、セラミド合成を促進する効果が非常に高いうえ、
抗酸化剤としても利用されます。
オリザノールは角質細胞の保水を促すとのことで配合。
こちらも抗酸化剤としてが一般的。
ともに1%以上です。
ここからはリニューアルが趣味みたいになってきてます。
まあ、相変わらず加工先を変えようと頑張っていたんですが・・・
Ver3.77になります。2015年の1月です。
水、グリセリン、トリエチルヘキサノイン、PG、ステアリン酸、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、
セテス-25、セテアリルアルコール、ミネラルオイル、ペンチレングリコール、セレシン、乳酸桿菌/ダイコン根発酵液、
ステアリン酸グリセリル、ヒマワリ種子油不ケン化物、オリザノール、セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミドNP、セラミドNS、
セラミドEOS、セラミドEOS、セラミドEOP、セラミドAP、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、
コレステロール、サトザクラ花エキス、加水分解コメヌカエキス、ヒアルロン酸Na、α-グルカンオリゴサッカリド、コメ胚芽油、
ヘマトコッカスプルビアリス油、トコフェロール、グリチルリチン酸2K、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、アスコルビン酸、
リンゴ酸、酢酸トコフェロール、ダイズステロール、ダイズタンパク、べヘン酸、セタノール、セタアレス-25、
ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG-10、BG
これまた試作は別のところで、最終的には同じとこで作ってます。
実際に上がってきたのは10回くらいですが、加工先で試行錯誤していたようで、
最終ロット番号が77になっていたので、Ver3.77ってわけです。
まあ、そこではやってないんですけど・・・非常に申し訳ないですな。
結局、安定性が確保できないので製造できないと言われたんですよねー
にも拘らず、あっさりやってくれるんですわ。もう変える必要なくね?
大きな変更点は天然ヒト型セラミドの割合を減らして、
skinmimicsの割合を大幅に上げました。
セラミド濃度は0.4%以上。
裏事情としては、原料メーカーともめたんですよ(笑)
直接ではなく、商社通して買うことになったから、
原料代が1.5倍とかアホなことになって、減らさざる負えなかったんですよ。
比較試験をして、ベストな比率を求めた結果、
77回も試作させることにっちゃったわけです(すんません)
Ver2.0と比較してもセラミド濃度が高くなってますし、
効果も格段にあがってますので、結果的にはよかったんですけどね。
あとは、防腐剤として使っていたレウコノストック/ダイコン根発酵液の
防腐効果が怪しいって話になって、別のモノを使うと同時に、配合量が増えてます。
また、天然ヒト型セラミドの表示が知らない間に変わっており、
ダイズステロールとダイズタンパクを表記しなきゃならなくなってます。
追加成分はサクラ花エキス、コメペプチド。
サクラ花エキスは抗糖化成分ですが、保湿維持力を高めてくれる優秀な子です。
コメペプチドはトリペプチドで、コラーゲンの合成促進を期待して入れてます。
一応、推奨量は配合してます。
続いて、ここで大きく舵を切ります。
2016年の6月なので、少し間が空いたかな?
現行品のVer4.5です。
水、トリエチルヘキサノイン、グリセリン、べへニルアルコール、水添レシチン、ペンチレングリコール、レウコノストック/ダイコン根発酵液、BG、ヒマワリ種子油不けん化物、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOS、セラミドNS、セラミドEOP、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、サトザクラ花エキス、加水分解コメヌカエキス、オリザノール、クロクスクリサンツス根エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ハトムギ種子エキス、クダモノトケイソウ果実エキス、マカデミア種子油、アスタキサンチン、ヒアルロン酸Na、ビフィズス菌培養溶解質、グリチルリチン酸2K、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ダイズステロール、ダイズタンパク、コレステロール、ベヘン酸、セタノール、セテアレス-25、アラビアゴム、アスコルビン酸、リンゴ酸、トコフェロール、クエン酸、フェノキシエタノール
界面活性剤を変えるので、基剤が大きく変更されます。
ようやく加工先を変えることができました。
水添レシチンを使って乳化してます。
裏事情としては、セラミドの表記が英語表記に統一されています。
これも天然ヒト型セラミドの表記が変わったから・・・
あと、オリザノールが溶かせないってことで、配合量を半分にしてます。
まあ、それでも十分な量ではあるんですが。
α-グルカンオリゴサッカリドを加工先が持ってなかったので、
代わりにビフィズス菌培養溶解質をいれています。
まあ、これも肌常在菌の菌叢を整える系です。
正直、これ以上改良の余地はないのでは・・・
と思ったこともありますが、もちろん、ここでは終わりません。
またしてもリニューアルを予定しています。
とはいっても、数点、追加するだけですけどね。
コメントをお書きください