セラミドの美容液
個人的には美容液ってのは尖った商品であるべきだと。
何かに特化している必要があると考えています。
セラミド美容液はセラミド補充に特化しているものであり、
セラミド美容液は突き詰めてしまうと原液になっちゃうかもね。
まあ、これで終わってしまうと話にならないので、
セラミド美容液の選び方について思うところを書いていこうと思います。
セラミドは水性基剤、油性基剤、どちらがいい?
セラミドって一応油なんですが、油に溶けやすいかというと、
どちらかといえば溶けにくい(笑)
セラミドを溶かすには90℃以上にしておく必要があります。
では水に溶けやすいかというと、水にはほとんど溶けないです。
溶けにくいではなく、溶けない。
え?化粧水とかにセラミド入っているじゃんって?
それは油に溶かしたものを界面活性剤で乳化しているものです。
ということは、オイルであれば界面活性剤フリーで
高濃度のセラミド美容液を作ることができます。
注意点は油を加熱するので、酸化に強いオイルを基剤にする必要があります。
でないと酸化したオイルを塗ることになっちゃいますので。
デメリットはオイルなのでたくさん塗れないんです。
まあ、ちびちび使うので長く使えるのでメリットと考える人もいるかな?
ただ、あくまでセラミド美容液はセラミドを補うことに特化したものだと
するなら、やっぱりデメリットかな。
美容オイルにセラミドが配合されているとするなら、
なかなか魅力的な商品ではありますが。
では、水基剤のほうがよい?
先ほども述べたように、セラミドは水には溶けません。
そのため乳化する必要があります。
界面活性剤が嫌?
しかしながら、乳化した状態のほうが
セラミドの浸透は確実によくなります。
細胞間脂質のラメラ構造は何十にもの層を作っていますが、
乳化したほうが下のほうまで届きます。
別に界面活性剤によってバリア層を壊しているわけじゃあないっすよ?
乳化されている時点でそんな効果はないですから。
つまり、乳液状になっているものが理想ではあります。
粘性が高いほうがいい?
ちょっととろみがあったほうが、何だか濃いというイメージを持ちやすいです。
ただ、増粘剤入れればとろみはでるわけで、粘性があるからセラミドがたくさん
配合されているってことにはなりません。
まあ、ドロッとしてたほうが使いやすいですけどね。
セラミドの濃度は高いほうがよい?
セラミドの濃度は高いに越したことはないです。
ただ、残念ながら美容液でもセラミド濃度を開示している
ところはほとんどないです。
問い合わせても教えてくれません。
セラミドの種類が多くて、高濃度ってのが理想ですが、
高濃度、高濃度と謳っている割には、どんだけ入っているか
教えてくれないんですよね~
値段は高いほうがいい?
よく聞くとは思いますが、セラミドって高い原料です。
そのため、安い商品にはあんまり入っていないので、
それなりの値段のものを選べといわれます。
ただ、値段を基準にしちゃうと、
効果がないけど高いというものを選んでしまう可能性があります。
水みたいなものでも、高額で売ることはできます。
利益率をいくらに設定するかは売り手の自由ですからね。
値段を基準にするのはリスキーです。
何が言いたいかというと、一般的に言われている選び方では、
よいセラミド美容液にたどり着けないってこと。
であれば、濃度もはっきりしていて、使いやすいように調整されている、
値段もある程度相場が決まっているのでぼられることもない、
セラミドの原液を選んだほうが失敗はないと。
まあ、適度に薄めて使う必要があるので、
保存の問題とかあって、ちょっち面倒ではあるんですけどね。
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