砂糖入ってなくても、炭酸水は太るって・・・マジか？！
（炭酸水はあなたを太らせるか？）
炭酸水に含まれる二酸化炭素が肥満との関係性を調べた実験が
「Obesity Research and Clinical Practice」オンライン版に掲載されたのですが、
その内容が英国大衆紙の「The Daily Telegraph」に取り上げられ、
その記事はイギリスの国営医療サービス事業NHSのサイトなどでも取り上げられ、
ちょっとした話題になっているそうな。
炭酸飲料にはそりゃ、物凄い糖分が含まれており、
肥満や糖尿病の原因になることは言われなくてもわかっていることですが、
この研究は糖分が入っていない、ただの炭酸水でも太る可能性を示唆しています。
一時、炭酸水ダイエットとか流行りませんでした？
炭酸水はお腹が膨れるし、炭酸が血管を拡げてくれるので
血流がよくなるとかで、健康に良いといわれていました。
私自身もそう信じていました。
ですが、そうではないかもしれない・・・
ってことで少なからずショックな内容でした。
実験は雄のラットに炭酸水を1年間与え続け、
普通の水道水、もしくは炭酸がぬけた水（まあ、普通の水だな）のラットと
比較したというもの。
結果、雄のラットに炭酸飲料を1年間与えた実験では、
気が抜けた炭酸水または水道水と比べて体重の増加が早かったそうな。
炭酸水を与えられたラットでは、食欲に関連するホルモンの「グレリン」レベルが上昇し、
食物摂取量が多くなっていたことが原因のようです。
さらに、肝臓の脂質蓄積量も多かったとのこと。
20人の男子学生を対象とした実験も行っており、
炭酸水を飲んだ学生は、飲んでいない学生に比べて、
グレリンレベルが上昇していることが確認さています。
つまり、炭酸水を飲むと食欲が増して太る・・かもってこと。
グレリンは28個アミノ酸からなるペプチドで、
胃分泌細胞で産生されます。
つまり、胃で作られます。
お腹が空いているのをお腹が知らせていると思うと、
なんだか不思議な話ですね。
成長ホルモンの分泌を促したり、エネルギー代謝にも関わる
重要なペプチドではあるのですが、
肥満の原因にもなっているのだとか。
で、炭酸水を飲むと、胃が刺激されるのかな？
グレリンが増えて、食欲が増し、食べ過ぎてしまう。。。
となると、炭酸飲料はダイエットには非常に不向きなだけでなく、
逆に太ってしまう原因となる恐れがあるというわけ。
カロリーオフだからと飲んでいる、その炭酸飲料も
食欲を増す作用があるかもしれませんよー
【関連記事】