一丸ファルコス編
ジェラート配布してました。
ジェラートに機能性素材を入れてました。
うーん、機能性アイスってのは前職の展示会の際にやったもので、
おそらく展示会でアイス配るというのを初めてだったとわけでして・・・
パクられてるなーなどと思ったり思わなかったり(笑)
集客のためのエサ撒きなんでしょうが、
それとは関係なく、ヒトがごった返していました。
原料の魅力だけで十分集客できてたわけで、
アイススペース分、狭くなってしまっていただけのような気もしないでもないです。
プラセンタエキスについて聞きにいったのですが、
どうも今回の展示会には戦力外通告されていたようで、
一切、資料がなかったです。
後日、資料は送ってくれる・・・とは思いますが。
で、気になる原料を2点ご紹介。
ラ・フローラEC-12
個人的にはなかなか因縁の深い原料です。
EC-12はコンビの原料です。
コンビはベビー用品の会社なんですが、
いくつかサプリの原料を扱っています。
他にはツバメの巣とかが有名かな?
乳酸菌の原料で、エンテロコッカス・フェカリス菌となります。
通常の乳酸菌よりもかなり小さく、そのまま腸から吸収され、
免疫系を刺激します。
乳酸菌といえば腸内環境を整える的な効果を期待されますが、
まあ、そういう側面もありますが、どちらかといえば免疫賦活作用が
高い原料となります。
由来はヒトです。
赤ちゃんの便から採取したものなんだとか。
特徴は菌の密度で、200mgで乳酸菌1兆個に相当します。
ちなみに死菌。
生きた菌と死んだ菌、どちらが効果的かというと、
やはり生きた菌なんですが、それはあくまで同じ数での話。
物量で圧倒してしまえば、死菌のほうが高いパフォーマンスを出せる。。。
との考えのもとに作られてたものです。
よくある乳酸菌飲料は100億個くらいですから、
まさに桁が違うわけです。
とまあ、これはサプリメントの原料の話で、
今回は一丸ファルコスと組んで化粧品原料の販売を始めたわけです。
食品原料と全く同じものではないとはないのでしょう。
この原料の最大の特徴である「数」の話を一切していません。
お値段も食品原料の倍!!なんてこった。
ただ、100gから提供してくれるというのと、
有効濃度が0.1%と非常にコスパは高い原料になっています。
さて、効果のほうは、表皮ブドウ球菌の増殖を促進します。
いわゆる善玉菌ってやつね。
濃度に比例して善玉菌の増殖速度が速くなるとのデータがでています。
まあ、1%とか2%とかのデータなので、推奨量以上いれても
効果はそれに比例するというわけさね。
で、ヒト試験では0.1%でおこない、明らかに表皮ブドウ球菌が増えていること、
それに伴い、バリア機能の改善、肌質の改善効果などのデータが取られています。
育菌が本当に有効であるデータってのはあまりないので、
なかなか貴重なデータです。
とくにバリア機能の改善効果は、プロテオグリカンやグルコシルセラミドなどと
比較しても圧倒的なんですよね・・・
将来的には使うことになると思います。
TYPE-Sコスメ
こちらは新田ゼラチンとの共同開発商品。
新田ゼラチンはコラーゲンメーカーの老舗ですな。
これは何かというと、コラーゲンを酵素分解することで、
Pro-HypとHyp-Glyというジペプチドを高含有した原料。
ヒドロキシプロリンはコラーゲンに特有に多くふくまれているアミノ酸。
それにプロリンかグリシンがついたジペプチドに様々な効果があるそうな。
どっかのスーパーコラーゲンとは別物なんだとか。
セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸等々の産生促進効果、
バリア機能の改善、肌弾力効果の改善、シワ改善効果などなど、
肌に対して、マルチに働きかけます。
ちなみに由来はテラピアという魚の鱗。
コラーゲン濃度としては10%、ジペプチドとしては300ppm
有効濃度は0.3%
コラーゲン特有の黄色みがかった液体ですが、
コラーゲン臭はそこまでないです。
価格と相談ですが、コメペプチドと置き換えることを
検討しています。
もちろん、将来的には・・・ですが。