国産エキスシリーズ編
国産の地域が限定されている原料ってのは、
まあ、見た目はいいですよね。
その地方を応援しているって感じも出ますし。
この辺で上手なのがサティス製薬なんです。
見せ方うまいんですよねー
意外に低価格で提供してくれますしね。
さて、そんな感じの展開をしているところを2社ご紹介。
1つはヤマダ薬研。
漢方薬を扱う会社で、かなりの老舗。
漢方っぽいものから、最近の流行まで幅広い原料を扱っています。
色々ありますが、注目原料を数点ピックアップしておきます。
①奈良吉野のサクラ花エキス
サクラ花エキスといえば、オリザ油化の専売特許みたいな感じですが、
こちらは吉野桜を採用。
吉野の桜は有数の名所です。
イメージとしてはこちらのほうがよいと思われます。
ちなみに品種は同じ、サトザクラで八重桜になります。
サクラ花エキスのなにが大変かって、花びらを集めること。
人海戦術で、花びらが散る前に収穫しなきゃならないので、
なかなか真似できなかったんですよ。
機能性はオリザのものとほぼ同じ効果が期待できます。
濃度は薄めなので、配合量は多く入れる必要があるかな?
②宮崎県高千穂山系のヒュウガトウキ
日向当帰と書くんですが、神の草とか幻の薬草だとか、
ちょっと仰々しい呼ばれ方をされる薬草です。
いろんな部分を使っていますね。
免疫系の活性作用があるのですが、正直、化粧品での効果はよくわからん。
だた、なんかカッケ―よなーと思った次第です。
③滋賀県草津市のアオバナエキス
オオボウシバナってのが本来の名前らしいのですが、
青い花をつけることから、アオバナと呼ぶことのほうが多いです。
草津市の市の花として指定されています。
花だけでなく、地上部すべてを使っていますので、
表示はツユクサ葉/花/茎エキスになります。
コラーゲン産生促進作用があるそうです。
まあ、有名なのは腸の糖を分解する酵素と結合して、
糖の分解を抑制、糖の吸収を抑制する効果のほうですけどね。
桑の葉と同じ作用です。
もう1社は日油。
こちらはリピジュアとかセラキュートとかが有名ですが、
植物エキスも扱っているんです。
まあ、知らんかったですけどね。
沢山ありますが、一部ご紹介。
①陽光桜花エキス
またもやサクラ花エキスです。
こちらは愛媛県の陽光桜の花びらから抽出したエキス。
八重ではなく、一般的な5枚の花びらからなるやつです。
抗酸化作用、女性ホルモン様作用があるそうです。
こちらもオリザよりも薄いですね。
②熊本天草産の海藻エキス
フロロタンニンと呼ばれる海洋性ポリフェノールを抽出した原料。
抗糖化作用、細胞賦活作用、抗炎症作用があります。
有効濃度は0.5~1%くらい。
食品のほうでは、脂肪の吸収を抑制する効果があります。