リポ多糖体
植物発酵LPS、商品名はRiB
自然免応用技研の原料になります。
LPSはLipopolysaccharideの略で、リポ多糖体のことです。
グラム陰性菌の細胞壁の一番外側に存在しているもので、
免疫系はこれを1つの標的としています。
まあ、LPSを持っているものは敵だと認識するわけです。
細胞膜にはるTLR4という受容体にLPSが結合すると、
一連の炎症反応が促進されます。
LPSはエンドトキシン(内毒素)と呼ばれ、
あまり望ましいものではないとされてきましたが、
近年、LPSとアレルギーとの意外な関連性が明らかとなり、
注目されるようになってきました。
農家の子どもはアレルギー、アトピーが少ない、
とりわけ、家畜を飼っているところは極端に少ないという
統計上のデータがあり、その原因を探ったとこと、
幼少期にLPSとどれだけ触れたかによって、
アレルギーの発現に大きく作用するという事が明らかとなりました。
まあ、殺菌、抗菌で衛生的な環境はLPSとの接触を減らすことになり、
それによってアレルギー、アトピーが起こりやすくなるってことです。
逆に、LPSとたくさん触れれば、アレルギーが起こりにくい
体質になるってことです。
で、赤ちゃん用のローション、いや、乳液のほうがいいか。
を作って売るのはどうだろうか?
アトピー、アレルギーの予防にみたいな?
・・・いや、売れないか。
実際にアトピーでもなんでもないなら、そのへんの悩みは無縁でしょうかな。アトピーが治るってのであれば売れるでしょうが、
まあ、そういうんじゃないからなー
さてさて、こちらの原料は米糠を稲パントエア菌で発酵させた培養液からLPSを抽出してもの。
表示はパントエア/コメヌカ発酵エキス液
効果は免疫系のバランス改善、細胞賦活作用、抗炎症効果もあるので、
アトピーにも有効ではあるみたいです。
幼少から使うのが理想ではありますが、
肌を強くするという目的で使っても、効果はあるかなー
育菌系の素材と合わせると、なおよいかも。