糖質80%カット!?
糖質カットだと!?
とうとう化粧品もカロリーを気にし出したのか?
なんて思ったわけですが、そういうわけではないみたい。
糖化対策を全面に押し出したものでして、
糖化原料を入れるだけでなく、糖との接触を極力抑えるってコンセプト。
糖化が老化の1つの原因として認知されるようになってきましたが、
まあ、酸化との区別がつかない人のほうがまだ多いのが現状。
思い切ったことをしますね。
面白いのが、糖類を極力カットするってところになるわけですが、
化粧品に糖??と思われるかもしれません。
割と糖類という定義にあてはまるものは結構使われています。
例えばヒアルロン酸。
N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸の二糖が単位となった多糖類です。
プロテオグリカンとかコンドロイチンもムコ多糖類になります。
グルコシルセラミドも糖脂質だから、糖扱い。
サポニンとかイソフラボンとかも配糖体だから、糖が含まれます。
あとは、キサンタンガムとか、セルロース、寒天とかの増粘剤。
これらも糖質ってことになりますな。
糖そのものは、トレハロースとかデンプン、オリゴ糖なんてのも。
さてさて、糖化とはタンパク質と糖がくっつく現象ですが、
糖がタンパク質にくっ付くのは単糖になるわけです。
そのため、多糖類ってが糖化の原因になることはないです。
肌に多糖類を分解する酵素はないですから。
増粘剤関係も同様、多糖類になるので、糖化には影響しません。
同じように配糖体も分解できないので、
グルコシルセラミドがセラミドとグルコースに分かれることはないです。
トレハロースやオリゴ糖なども結局、分解する酵素がないんですよねー
常在菌のエサにはあるので、こいつらは分解酵素もっていますが、
できた単糖は水と二酸化炭素とエネルギーに変換されちゃいますし。。。
トレハロースは臓器を保管する溶液にも使われるくらい、
糖化の影響が少ない糖ですしね。
まあ、グルコースとか単糖が入っていなければ、
気にする必要はないんですが、
見せ方としては、こだわっている感がでていいですよね。
化粧品に含まれる糖類が糖化の原因になっている。。。
と消費者が勝手に誤解してくれれば、
現状の化粧品はほとんど使えなくなりますからね。
そんなこと一言もいってないのにね(笑)
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