ピロロキノリンキノンで寿命が延びる?!

ピロロキノリンキノン(PQQ)で線虫の寿命が延びたそうな

茶や納豆、キウイなどに含まれるピロロキノリンキノン(PQQ)という成分に、

寿命を延ばす効果があることが分かったと、名古屋大学大学院理学研究科の

森郁恵教授らの研究グループが発表しました。

 

PQQは1970年頃に発見された化合物。

抗酸化作用や神経の保護に効果、ミトコンドリア新生作用など

があるといわれます。

 

すでにサプリや化粧品で利用されています。

まあ、正直、効果はまだまだ未知数ですね。

 

 

実験は、人間と似たDNA配列を持つ体長約1ミリの線虫を使用。

似てるといっても、線虫の遺伝子は必要最低限のものしかないので、

必然的に共通する遺伝子を有しているってだけです。

 

ちょっとおかしな定義によって、ヒトと線虫の遺伝子はほとんど変わらない

なんて言われますが、まあ、そんなわきゃないです。

 

 

PQQを線虫に与えて経過を観察したところ、成虫になった後の

平均寿命が12・8日から16・8日に3割程度延びたのが確認されたそうです。

 

人の平均寿命が75歳くらいなので、97.5歳くらいに伸びる・・・?

まあ、ないわな(笑)

 

おそらく、PQQの抗酸化作用によって、

遺伝子の損傷を抑えられた結果だと思われます。

 

線虫は非常に単純な構造をしているので、

遺伝子の損傷が寿命に直結しやすいわけです。

 

これを単純に人に当てはめるってのは難しい話です。

 

 

同じように寿命が延びると言われているレスベラトロールも

最初は線虫の実験によるものでした。

たしか、レスベラトロールを添加すると、テロメアの長さが伸びたとかいう

話だっと思います。

 

次はショウジョウバエとかで行って、

ネズミ、サルと同様の結果がでれば、

まあ、PQQに寿命を延ばす効果があるって

ことになるのかなー

 

ぶっちゃけ、レスベラトロールの寿命が延びるという効果は

人では否定的な結果がチラホラでているので、

1つの成分で寿命を左右するってことは難しいんじゃないかな?

と個人的には思います。

 

 

まあ、もう少しPQQは注目されると思っていたのですが、

あんまり認知度は高まってないっすよね・・・

私もすっかり忘れていました(笑)

 

そもそも、寿命が延びるとか、正直いうと

あんまり求められているニーズではないんすよね~

不老効果があるのであれば、奪い合いになってもおかしくはないんですがね。

 

レスベラトロールでの失敗を活かしてないですな。

 

ちなみにPQQは野菜全般からとれますので、

基本的には欠乏症になることはないと言われます。

 

かりに寿命に関わるとしても、

しっかり野菜食ってれば問題ないって話ではあるんですよー

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