ヒト型セラミドだとは一言も言っていない
最近流行っているのかねー
たまたま、そういった商品を多く目にしたってだけなのか・・・
セラミド高濃度を謳った商品で、
正攻法ではないやり方で、それをセラミド高濃度を実現していると。
別にいいんすけど、そもそも高濃度はNGワードでっせ?
①ヒト型セラミドではないですよ、セラミドですよ?
セラミドっていっても色々あるのはご存知の通り。
植物セラミドや馬セラミドなどの糖セラミド、
擬似セラミドだって、一般的にはセラミドと呼ばれます。
ですからセラミド何%っていう表現は、
ヒト型セラミド以外を混ぜた数字でも問題はないわけです。
今までは、天然セラミドを扱っているところは合成セラミドを毛嫌いしていましたし、
合成セラミドを使っているところは、ヒト型こそが本来の意味でのセラミドであり、
他のセラミド擬きを軽視する傾向にありました。
だから混ぜるなんて発想はなかったわけです。
一貫性がなくなるのは、継続的に商売していくうえで致命傷になりますからね。
しかしながら、その辺にあんまりこだわりがないのであれば、
混ぜることに躊躇がないようです。
もしかしたら、セラミドの違いも把握していないのではないか?
という疑いすらあります。
正攻法でヒト型セラミドを高濃度で配合すると、
コスト的に非常に厳しいものになりますが、
植物セラミド、擬似セラミドを混ぜてもいいのであれば、
コストの問題は解決されるわけで。
ヒト型セラミドと擬似セラミドを混ぜるってのは
大手ではやられていないです。
それが如何に愚行かってのを知っているから。
まあ、そんなことは知ったことではなく、
とにかく高濃度を謳いたいってことなんでしょう・・・
コスト的には擬似セラミドが一番安いので、
これをたくさん入れて、ヒト型は少なくしていると思いますので、
ほとんど問題になることはないのは救いか。
②当社比何倍!!
うちもやったことがあるので、大きな声では言えませんが、
予め少なく入れたものを作っておりて、
リニューアルで量を増やして、従来の●●倍配合!
みたいなやり方です。
元々の量がわからないので、10倍、100倍といわれても
多いとは限らないのですが、ぶっちゃけ、メッチャ入ってるように感じません?
セラミド、100倍!!(当社比)
とか言われたら、高濃度でセラミドが配合されていると
多くの人が思うでしょう。
ちなみにうちはアシルセラミド600倍!(当社比)ってのを
やりましたね。
アシルセラミドはセラミド1、4、9で、超長鎖脂肪酸を持ったセラミド。
最も重要なセラミドと言われています。
600倍スゲーってよりは、いままでどんだけ少なかったんだ・・・
という感想を抱いた人も多いかも(笑)
③セラミド原料●●%配合
原料換算する方法ですね。
まあ、セラミドでは色々なところで行われています。
原液100%とか・・・ね。
セラミドでもセラミド原料換算することで、
なんかいっぱい入ってる感を出します。
もっともセラミド原料のセラミド濃度はだいたい晒されているので、
あまり有効ではないですけどね。
やるなら原料換算だということを悟られないように
上手に表現する必要があるけどね。
で、これらの方法を組み合わせて行っているところがありまして・・・
たぶん、初見だと勘違いしちゃうだろうな~
と思ったわけです。
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