ジョンマスターオーガニック自己回収

ラベルに一部成分表示の不備があったための回収のようで・・・

ちょっと話題になっていたのですが、

正直、ジョンマスターオーガニックとか知らなかったので、

あまり興味がなかったんですが・・・

 

これは業界の信用を揺るがしかねない大事件ですなー

 

ジョンマスターオーガニックはアメリカ発祥の化粧品ブランドで、

オーガニックを使った、いわゆる「オーガニックコスメ」の先駆者的な

ものなんだそうな。

 

で、38商品が回収対象商品となっており、

全体の4割を占めているそうな。

その数120万個。ひえーって感じです。

 

まあ、詳しくは「ジョンマスターオーガニック 自己回収」で

検索すれば、色々な記事がでてきますので、そちらをご参照ください。

ここでは具体的な商品名を挙げることができませんので。

 

簡単にいうと、植物100%といいながら明らかに石油由来の成分が入っていて、

それが記載されていなかったとか、

ノンシリコンといいながら、シリコンが含まれており、しかも記載されてなかったとか、

表示の順番が前のほうで、沢山入ってますアピールしていたけど、

実際は1%以下だったとか。

その他、美容成分が表示されていたけど、本当は入っていなかったとか。

 

端的にいってしまうと、表示が偽装されていたってところか。

 

 

何かの間違いで入ってしまった、入れ忘れてしまった

(もっとも、そんなレベルの間違いではないんですが)

というのであれば、表示が正しくなるように作り直すべきではありますが、

これは回収の損失をさらに大きくすることになるため、

ラベルを変更したわけです。

 

自主回収といっても、返金ではなく、

正しい表示のものに取り換えますってだけなので、

回収してラベルを巻き直して送り返せば、

損失は送料とラベル代だけですから・・・ね。

 

120万個もの回収を行っても、さほど大きな損失にはならないわけっす。

 

ただ、金銭的な損失は大したことないとしても、

取返しがつかない「信用」を失ってしまったわけで、

この先どうなるのやらって感じです。

 

 

通常は表示の偽装ってのは、起こらない・・・

とはいいませんが、可能性はかなり低いです。

 

この表示の部分の責任は製造元にあって、

仮に表示の間違いがあったら、回収責任が製造メーカーに

来てしまうんですわ。

 

ですので、表示のチェックはOEMメーカーで念入りにやられます。

まあ、スゲー眠くなる作業なんですけどね(笑)

 

私も務めているときに、某ネットワークビジネスの商品で

偽装を強いられましたが、会社としてはお断りせざる負えないって

ことがありましたねー

パッケージもラベルもできてから、そこの社長がアレ入れろとか、

コレ入れろとか言ってきて、そのくせ箱は作り直さないとか

頭おかしいこといいだしてね・・・

いやー、大変でした。

 

受注もらってたのに、頓挫しましたよ。

 

まあ、別のところが作っているので、

その辺はどうしているのかは知らんけどね。

 

 

つまり、悪意をもって行わない限り、

表示の偽装ってのは起こりえないんですわ。

ただ、こういう前例は、業界全体を疑心暗鬼にしかねない

ところがあるので、ほんと勘弁してほしいところです。

 

 

にしも、正直、言わなきゃわかんないことなんですが、

なんで発覚したんでしょうね?

内部告発か会社の頭が変わったのか・・・

 

もういっそうのこと、医薬部外品にでもしてしまえば

良かったんでないかなーなんて思ったり。

 

まあ、オーガニックと医薬部外品は両立はできるのかはしらんけど。

 

 

 

 

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