EGFは危険?!

ぶっちゃけ、危険な濃度なんて入ってないっす。

「EGFは危険なの?」とのご質問が。

 

まあ、ヒトの行動原理ってのは「快」を求めるか、「不快」を避けるかのどちらかで、

「不快」を避けるという動機のほうが強いです。

リスクを避けるという動機が一番ヒトを動かすってことさね。

 

なので、この手のネガキャンは敏感に反応してしまうのは

仕方がないことなんですけどね。

 

 

そもそもEGFって何?

Epidermal Growth Factor、略してEGFとなります。

和訳は上皮成長因子。

53個のアミノ酸からなるオリゴペプチド。

化粧品の表示はヒトオリゴペプチド-1となります。

 

オリゴとは複数のという意味で、10以上100未満くらいのものにつけられます。

ペプチドはアミノ酸2個以上で構成されたものです。

オリゴペプチドとは、アミノ酸が複数個で形成される物質の総称になります。

 

オリゴ糖と似たようなものだと思っている人もいるみたいですが、

オリゴ糖は糖が複数個で構成されている物質ですので、

まったくの別物です。

 

細胞表面に結合して、細胞の成長、増殖を促します。

 

 

EFGって効果あるの?

あるかないかでいえば、あります。

なんせ、医薬品扱いにする、しないで揉めてたくらいですから。

 

ただ、化粧品で使われる量では劇的な効果はないですよ?

シワが消えるとか、シミが消えるとか、見た目が10歳若返るとか・・・

んなんは無理なので。

 

使い続ければ、肌の調子が良いとかは感じることはできると思います。

また、複合的に成長因子を入れれば、相乗効果が期待できます。

 

 

なぜ、EGFが危険という話になった?

1つは成長因子なので、ガン細胞があった場合、

ガン細胞も増やしてしまうという懸念があります。

成長ホルモンは若返りホルモンと呼ばれており、

体内に成長ホルモンを投与すると、確かに体は若返っていきます。

 

実際に行っている人もいるそうですが、

リスクが伴うんです。

成長段階での小児ガンは非常にガンの増殖が速いので、

見つかった時点で余命を言い渡されることが多いです。

まあ、成長ホルモンを投与すると、同じことが起こる可能性があるわけです。

さらにガン細胞の出現率は幼少期とは比べ物にならないくらい高いですしね。

 

 

で、この成長ホルモンと成長因子がごっちゃになっているんですわ。

 

ぶっちゃけ、成長因子でガンの進行が早まったというデータはないんですよ。

そういう懸念はあるってだけで。

 

EGFを1%とかで使うとヤバイって話は聞いたことありますが、

通常はそんなに入っていません。原液と言っているやつでもね。

 

 

もう1つの理由は大手が使ってないってことが言われるかな。

確かに有名どころで使っているのってはあんま見ないです。

パッと思いつくところはドクターシーラボくらいか。

うちから見れば超大手ですが、資生堂とかと比べると

大手といっていいのかは判断しかねるかなー

 

まあ、実際に聞いたわけではないので、

真相がどうだかはわかりませんが・・・

 

人体へのリスクがあるからというより、

別のリスクがあるからだと思われます。

 

ある日、突然使えなくなる懸念があった原料で、

法律の解釈次第ってところがあるので。

事実、医薬品になるとかならないとかで

長い間揉めてたわけです。

 

大手の扱う量は半端ないので、

そんな危なっかしいものは当然避けるでしょ?

 

 

結局、大丈夫なの?

化粧品で使われるEGFの配合量は、0.00001%。

原液で0.001%で、これを1%配合しているわけ。

まあ、一回原料製造の過程でフリーズドライで粉末にして、

それを薄めて販売してるので、特注でもっと濃いのを

作ることは可能ですけど。

 

ちなみに、オーバードーズといって、一定以上は

効果が変わらないどころか、効果が下がる現象が確認されています。

その最適濃度が0.00001%なんです。

 

原液で10倍、100倍とか言ってるものは、

実は最適値と比べると効果が薄いんですわ。

 

で、この濃度では問題が起こると思います?

 

原料メーカーで最高濃度は0.05%まではいけるそうです。

値段はとんでもない額ですけどね。

これを原液で使うようなことをしなければ、

副作用の心配はまずないです。

 

アレルギーの可能性もなくはないですが、

ヒトと全く同じ型なので、その可能性も極めて低いです。

 

 

<<<前            次>>>