鳳仙花の抽出物
とある化粧品のサンプルを頼んだら、おまけでついてきた
ホウセンカエキスをメインにした化粧水がなんかいいらしい。
アトピー向けの化粧水なんだとか。
ってことで調べてみました。
東南アジア原産の一年草で、鑑賞用として育てられています。
鳳仙花と漢字で書くとカッコいい(笑)
実がわずかな刺激で弾けてしまうので、
花言葉は「触れないで」とか「我慢できない」とちょっと効果とは
真逆の方向なので、まあこれも面白いといえば面白いかな。
焼酎漬けにして、虫刺されやかぶれなどのかゆみ止めとして、
民間療法でも使われてきたそうな。
作り方は、地上部(花、茎、葉)をホワイトカリー(焼酎)につけるだけ。
アルコール抽出される成分が有効成分ってことのようです。
アルコール濃度が高いので、腐ることはないですが、
傷があると沁みて刺激を感じるかもです。
原料は有限会社ティー・シー・ファルマ の
ホウセンカエキスPD(水、PG、ペンチレングリコール、ホウセンカエキス)
ホウセンカエキスTCP(水、エタノール、ホウセンカエキス)
の2種類のどちらかになります。
エビデンスがちゃんとあるのはココだけなので、
サンプルもここを使っていると思われます。
おそらくTCPでエタノールをキャリーオーバーにしてます。
どちらがいいか、少々迷るとこですが、
エタノール抽出するわけですから、TCPのほうが無難かねー
テストステロン5α-リダクターゼ阻害剤としての特許をとっていますね。
禿げる原因の男性ホルモンを抑える効果で、育毛剤的なのに使われています。
抗かゆみ剤とアトピー疾患治療剤としての特許も申請中で、
その辺のデータも揃っているってわけですな。
抗かゆみ剤のほうは経口投与だけどね。
論文の発表が2001年とかなり前ですが、
なかなか日の目を見ていないって感じなんでしょうかね?
あんまり聞かんし。
ホウセンカの研究は武庫川女子大学で行われているそうで、
有効成分としてインパチノールとバルサキノンが同定され、
かゆみを抑える作用が確認されています。
さてさて、入手できますかねー?