女性ホルモンの補充ってのは必須ですからね
ある程度年齢を重ねると、女性ホルモンを補うことは
必ず必要になってきます。
閉経後は、もちろん個人差はありますが、
女性ホルモンの血中濃度は男性よりも低くなると言われます。
で、女性ホルモンは何をしているかというと、
1つはコラーゲンの生成のスイッチとなっています。
女性ホルモンがコラーゲンの合成を指示しているといっても過言ではないです。
簡単に言えば、女性ホルモンが減るから、
コラーゲンが減るというわけさね。
ぶっちゃけ、コラ―ゲンをどんなにとっても、
女性ホルモンが少なければ、コラーゲンなんて増えないんですよ。
あとは、骨の管理をしています。
骨は骨芽細胞と破骨細胞の働きによって、ゆっくり代謝しています。
女性ホルモンが減少すると、このバランスが崩れ、骨が脆くなります。
骨粗しょう症の8割は女性なのは、女性ホルモンが極端に減少するためなんです。
というわけで、女性ホルモンの働きをするイソフラボンは取るに越したことはないんですよ。
作れるものなら作りたいなーと考えていたのですが、
問題がありまして。
●景品表示法的観点からは、配合量を記載することが必要。
●厚労省の指針の観点からは、
つまり、イソフラボンとしてどんだけ配合されているかを
パッケージに記載しなきゃいけないんですわ。
イソフラボンの分析すると、軽く10万を超えてきますので、
そこまでするのはな・・・
ただ、このイソフラボン量は実測値が望ましいですが、
法的に制約はなく、理論値でもだめってわけではないそうな。
そもそも、このイソフラボンの配合量を記載するってのは、
完全なイチャモンから始まったことなんですよね。
なんか、イソフラボンを過剰摂取するとよくないみたいな話になって、
色々と規制に乗り出したにも関わらず、最終的には科学的根拠なしという
オチで終わったんですよ。。。
でも、表示義務だけが残って現在に至るわけで。
まあ、普通のイソフラボンを使っても面白みに欠けるし、
そこら中で売っているので、それを買えばいいわけで、
どうせなら、特殊なイソフラボンを使いたいわけであります。
そこで注目したのがUNIFINE®
こちらは東洋発酵が開発した、発酵イソフラボンになります。
クリームにすでに採用しているのですが、
食品原料としても販売しているので、これを使おうと。
大豆エキスを麹で発酵させることで水酸化イソフラボンの濃度を高めたものです。
大豆に麹なので、味噌にも含まれているかもね。
通常のイソフラボンは糖が結合しているのですが、
糖が水酸基(OH)に置き換わっています。
配糖体のものは、基本的に人は消化酵素をもっていません。
腸内細菌によって糖を切りとられることで、はじめて吸収され、
作用するんです。
腸内環境が乱れていると、うまく糖を切りはずせず、
そのまま排泄されてしまいます。
年齢を重ねるとイソフラボンが効きにくいってのは、そのため。
で、この配糖体のものは非常に安定性が高い。
当然、塗布したところで、分解されるはずもなく、
イソフラボンとして作用することはないです。
しかしながら、この水酸化イソフラボンは、
高い抗糖化力と抗酸化力を有しており、
その際に水酸基を手放します。
作用し終わった残りは、イソフラボンになるんですわ。
当然、糖なんてくっついていません。
つまり、1粒に二度おいしいってわけ。
抗糖化、抗酸化作用で仕事をして、
そのあとに女性ホルモン様物質として働くわけです。
推奨量はUNIFINE®として100mg/日
イソフラボン総量は10%で規格されているので、
総イソフラボン量は10mg
うち、70%が水酸化イソフラボンになります。
イソフラボンの配合上限は30mgなので、
200mgくらいまでなら問題ないか。
何と組み合わせようかってのが悩みどころではありますが、
まあ、マカエキスかなー