うちのセラミドの特徴
うちのセラミド、何が違う?ってなご質問がありました。
当初はその話ばかりでしたが、最近はあまりしてないので、
まあ、しょうがないのかなー
まず、ヒト型セラミド使ってるわけですが、
セラミドの種類についてはこちらをご参照ください。
植物セラミドでも馬セラミドでも擬似セラミドでもなく、
ヒト型セラミドね。
植物セラミドは保湿効果はあります。
まあ、BGと同じくらいかな。
馬セラミドはセラミド合成を促進します。
擬似セラミドは肌表面にラメラ構造を展開して膜を張ります。
ヒト型セラミドだけが、肌のセラミドを直接補うことができるわけです。
んで、ヒト型セラミドで何か違いがあるのかって話ですが、
まず1つは天然ヒト型セラミドを配合しているって点です。
通常、セラミドは酵母にスフィンゴイドを作らせて、
酵素処理によって脂肪酸とくっつけて作ります。
ですので、単一のセラミドが出来上がります。
ちなみに、ヒトのセラミドは342種類以上存在すると言われています。
セラミドはスフィンゴイド+脂肪酸で構成されているのですが、
その組み合わせで12種類が存在します。
さらに細かく異数体が存在し、結果として342種類以上に分けられます。
天然ヒト型セラミドは焼酎粕からヒト型セラミドを抽出したものになります。
焼酎粕に存在する麹菌によって作られたセラミドで、非常にバラエティに富んでいます。
大きな分類ではセラミド3、セラミド6Ⅱになるわけですが、
異数体を含めると50種類くらい含まれていると言われています。
(まあ、同定できたのは21種類だそうですが)
簡単にいえば、セラミドの種類が多いってこと。
もう1つの特徴が、セラミドの脂肪酸が長いってこと。
セラミドの効果は脂肪酸が長ければ長いほどよく、
逆に短いものは肌のバリア性を低下させるといわれます。
まあ、通常のセラミドよりも効果が高いってことです。
ただ、良いことばかりではなく、
作用が強すぎるのか、濃すぎると色々とトラブルが起こるんですわ。
メーカー推奨は0.01%なんですが、
当初はその30倍の0.3%配合してたんですよ。
そりゃもう、色々起きましたさ。
どうも0.1%以上はリスクがあるみたいで、
あんまりたくさん入れれないんです。
そこで、あわせて合成されたヒト型セラミドを使って、
濃度を高く保っています。
クリームが0.43%、ライトが0.32%くらいだったかな?
極は0.2%になります。
使っているのはエボニック社のやつで、
Skinmimicsという原料。
セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミド9と
5種類のセラミドを含んでいます。
特徴は超長鎖脂肪酸である、アシルセラミドを高濃度で配合している原料ってこと。
アシルセラミドとは、セラミド1、セラミド4、セラミド9で、
脂肪酸が他のセラミドと比べると非常に長くなっています。
セラミドのラメラ層を跨いで存在するので、ラメラ層の安定性を強化します。
肌のバリア機能において、最も重要なセラミドがアシルセラミドになります。
まあ、凄いセラミドって認識でOKです。
Skinmimicsにはアシルセラミドが0.2%含まれています。
一般的に使われているセラミドプレミックスは
同社のSK-influx、日本精化のPhytopresome Cera-Vになりますが、
そちらのアシルセラミド0.001%です。
200倍ですから、どれだけ多いかって話です。
ぶっちゃけ、セラミド1は超高い原料。
単体で買うと1kgあたり1億円くらい。
いや、マジで。
で、うちはアシルセラミドがたくさん入っていますよ~
ってのが1つの特徴になるかな。
セラミドは補っても、なかなか安定しないんです。
使っている間は増えていくんですが、使用をやめると
減少していきます。
ただ、アシルセラミドを一緒に補えば、
安定性が格段に上がります。
むしろ、アシルセラミドが入っていないのであれば、
いくらセラミドが高濃度であっても片手落ちです。
まとめると
・天然ヒト型セラミド配合してる
・セラミドの種類が多い
・アシルセラミドの配合量が多い
って感じになります。
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