セラミドってどんなのをイメージしてました?
セラミドという言葉は知っていても、セラミドってどんなものか知らない人は多いみたい。
というわけで、上図はセラミド6Ⅱ 100%の粉末になります。
これだけで20,000円くらいします(汗)
セラミドは脂質の一種に分類されているので、
脂っぽいものをイメージしてました?
残念、サラサラの粉末です。
脂っぽさはみじんもないです。
天然ヒト型セラミドは黄っぽいです。肌色?って感じになります。
セラミド3は粒子がもう少し荒いです。
水に全く溶けないので、湿気ることもないです。
そのため、ずっとサラサラです。
ネチョネチョすることはないです。
このままだと、水に全く溶けないんすよねー
全くです。
界面活性剤を入れて90℃以上に加熱して、ようやく溶かせます。
ぶっちゃけ、非常に難しいので、この状態のセラミドを
水に溶かせる加工先は限られてきます。
オイルになら90℃以上に加熱すれば、だいたい溶けます。
加熱しないと全く溶けません。
0.001%とかであれば、問題ないんですが、
ちゃんと配合しようと思うと、オイルに溶かすのも四苦八苦する
ところは多いです。
というわけで、だいたいは水に溶けやすいように加工した原料を使います。
粘性の高い白い液体になります。
原液も売られているので、皆さんが目にするのはこちらのほうが多いと思います。
セラミド100%粉末だとkgあたりの単価が物凄いことになりますが、
加工してセラミドが数%しか含まれていないので、kgあたりの
単価はかなり下がるってのが大きいんですけどね。
こんな取り扱いにくいものが、体中に存在しているってのが
なんとも不思議な話ですよね。
ちなみに、糖がくっついたグルコシルセラミドは水に溶けます。
体内で行き来するときはこのような配糖体で行われます。
体内酵素によって、切り離したりくっつけたりしているわけです。
まあ、グルコシルセラミドも100%だと白い粉末です。
とはいえ、高濃縮されたものはあまり市場には出回っておらず、
3~20%くらいで、あとはデキストリンになるんですけどね。
そう考えると、グルコシルセラミド、セラミドより高いかも。
高濃度のグルコシルセラミドはバカみたいな価格なので、
あんまり出回らないんでしょうな。
当然ではありますが、このまま直接肌に塗っても入っていきません。
【関連記事】