アシルセラミドの産生促進原料
アシルセラミドは超長鎖脂肪酸を持つセラミドで、
セラミド1、セラミド4、セラミド9が該当します。
セラミドEODSもそうなるかな。
セラミドは全身いたるところに存在していますが、
アシルセラミドは皮膚にしか存在しないセラミドになります。
肌のバリア機能にとって、最も重要なセラミドがアシルセラミドとなります。
もし、アシルセラミドが一切なければ、
1日で干上がってしまいます。
アシルセラミドがなければ、水分を留めておくこともできないのです。
アシルセラミドはラメラ層を跨いで存在するので、
ラメラ構造を安定させる役割があります。
アシルセラミドが少ないと、非常に脆くなり、
それこそ洗顔するだけでラメラ構造が崩壊してしまいます。
アシルセラミドを補えればそれに越したことはないです。
昨今はセラミド配合の化粧品もたくさんでていますが、
残念なら、アシルセラミドをたくさん含んだ商品はほとんどないです。
原因は、アシルセラミドは原価が超高い。
製造が難しいってことで、とにかく高い。
そこで、アシルセラミドを増やすという方法が模索されるわけです。
ヒマワリ種子油不けん化物(ソーライン)とか、
ハトムギ種子エキスなんかもセラミド1の産生が増加することが
確認されています。
で、本題になるわけですが、
ムラサキバレンギクエキスってのもアシルセラミドの産生を促進させるそうです。
キク科の多年草で、エキナセアってほうが馴染みがあるかな?
常盤が結構力入れてた記憶があります。
免疫系によいって話で、風邪やインフルエンザの予防によいよ~的な。
サプリの話ですので、今回のやつとは無関係です。
この原料はEchinacea Purpurea Hydroglycolic Extractという原料で、
GREENTECH S.A.の原料。
窓口は伊那貿易商会になります。
ここ、ロットがデカいんでちょっとうちでは無理っすなー
価格も強気ですし。。。
近年、アシルセラミドの合成回路がすべて解明され、
その各工程で、活性が確認されたそうな。
・長鎖脂肪酸を伸ばす工程
・超長鎖脂肪酸のω水酸化
・リノール酸の付加
おそらく酵素活性を調べたんでないかな?
2倍くらいになるそうな。
酵素活性2倍で、アシルセラミド2倍ってわけではなく、
おそらく1.5倍になればよいくらいです。
まあ、実際に数値が出ているわけではないのでよくわかりませんが。
表示は水、PG、ムラサキバレンギク
ムラサキバレンギクは全草使用しています。
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