ストレスホルモン、コルチゾールが原因
ポーラ化成の発表になります。
ストレスが肌に悪いというのは、誰もが経験則で知っているとは思いますが、
その原因ってのはよくわかっていませんでした。
その原因がストレスホルモンであるコルチゾールであるとの
証明をしたわけです。
もちろん、一因であり、他にもあるとは思いますが、
一連の反応の引き金になっているのは間違いないかと。
コルチゾールは副腎皮質ホルモンの一種で、
必要不可欠なホルモンの1つでもあります。
ステロイドホルモンなので、強力な抗炎症作用があります。
炎症を抑える作用があるのに、
肌に悪い作用があるってのはちょっと不思議ですね。
低すぎても高すぎても問題があり、
慢性的に低くても、高くても何かしらの疾患になります。
ストレス下で放出が促進されることから、ストレスホルモンと呼ばれ、
ストレス反応の緩和に関わっていると考えられています。
in vtroの実験で、コルチゾールあり、なしで細胞を培養した結果、
真皮成分(コラーゲン、エラスチンなど)、潤い成分(ヒアルロン酸、天然保湿因子など)
の生成がなしに比べ、ありのほうが低下したとの結果に。
まあ、in vitroなので、フィードバック作用が働かないので、
コルチゾール過剰状態下での反応になるわけですけどね。
30代のほうが50代に比べると、下げ幅が大きいですが、
これは50代ではそもそもあんまり作られていないからってことです。
どちらにせよ、抑制作用があることが示されました。
もう1つの発見は、コルチゾールは役目を終えると、
速やかに減少する働きがあります。
しかしながら、ストレス下状態に置かれ続けると、
コルチゾールが再活性化し、いつまでもコルチゾールが
居続ける状態になるそうな。
これにはコルチゾールの再活性化をする酵素があり、
これが著しく増加するんだとか。
結果、いつまでもコルチゾールは活性状態になるそうです。
本来、ストレスの防衛反応を活性化させるコルチゾールですが、
過剰な活性はマイナスに働くといわけです。
さらに、コルチゾールを抑えるいい物ないかなーと
探した結果、シュードアルテモナス発酵液にコルチゾールを
抑える働きがあることがわかりました。
シュードアルテモナス発酵液は、ARCTALICEというH.ホルスタインの原料で、
グリーンランド近くの北大西洋の深海2,748mから採取した海水中に存在していた
微生物シュードアルテロモナスの発酵エキスになります。
グリコサミノグリカンやリポポリサッカライド含有によるフィルム形成能があり、
即効性&長期的抗シワ効果、抗ブルーライト効果をもつ水溶性原料となります。
表示は水、プロパンジオール、キサンタンガム、カプリル酸グリセリル、シュードアルテロモナス発酵エキス
まあ、深海の微生物が作る多糖類が、アンチポリューション効果が期待できますってことです。
で、どっかでみたことあるなーと思ったら、
アビシンとほぼ同じものですな。販売会社が違うだけで。
アビシンの表示はアルテロモナス発酵エキス。
深海にすんでいる微生物の生成物になります。
同じように高いアンチポリューション作用があり、
抗ストレス作用もあります。
同様の効果が期待できるんでないかなー
なんて思ってみたりして。
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