ビタミンB1誘導体フルスルチアミンが自発的な身体活動性高める
武田コンシューマーヘルスケア株式会社と筑波大学との共同研究により、
ビタミンB1誘導体フルスルチアミンが自発的な身体活動性を高めることを発見。
オンライン科学誌『Scientific Reports』に7月11日付で掲載されました。
フルスルチアミンはにんにくに含まれるアリシンとビタミンB1が
作用してできるアリチアミンを改良して作られたもので、
いずれも武田薬品工業によるものです。
アリナミンは聞いたことあるんじゃないかな?
ビタミンB1不足を解消するのに多大なる貢献をしたわけですが、
現在は疲労回復とかの作用を期待して取られる場合が多いですかね。
最近では疲労の予防効果なんかもアピールしています。
今回の発表は肉体的な疲労だけでなく、
精神的な疲労にも効果があるということを示唆することができた
ってな感じです。
内容は、ラットにフルスルチアミンを投与した際の自発行動量と、
脳の前頭葉(特に前頭前皮質)のドーパミン濃度を測定。
フルスルチアミ入りの水を与えたネズミと
水を与えられたネズミの間で行動に差がでるか?
という実験。
その結果、フルスルチアミン投与はラットの自発行動量を有意に高めました。
2時間でどのくらい動き回るか観察した結果、2倍以上の行動力を見せたそうな。
また、ドーパミンの量も明らかに増え、
ネズミの行動とドーパミンには関連性があるように見えます。
セロトニンに関しては、あまり差はなかったそうな。
フルスルチアミを取る⇒ドーパミンが増える⇒活動的になる
という流れで、作用することが示唆されたわけです。
まあ、ネズミの実験ですので、
そのまま人にあてはまるのかどうかはわかりません。
単純にフルスルチアミをとれば、行動的になるってことは
ないと思います。
しかしながら、ドーパミンを増やし作用は間違いなくあるので、
ヒトにもそれなりに作用するのではないかなーと個人的には思います。
なんかやる気がでないってのは、もしかしたらビタミンB1不足かもしれませんよ?
「明日から本気出す」と問題を先送りするのではなく、
とりあえず、フルスルチアミを取ってみるのも
1つの手かもしれません。
こうも暑いと、色々やる気起きませんからねー
とりあえず、フルスルチアミをでも取ってみるかなー
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