シミが肌に固定化する原因

シミが消えなくなる原因

シミってなんでできるのかねー

できたシミは何で消えないのかねー

ターンオーバーで消えるはずなのに・・・

 

美白成分はたくさんありますが、

シミに効果のあるものは皆無です。

 

そんななか、7/31にファンケルがシミの固定化の原因の一つを解明したとの発表が。

 

シミの原因となるメラニンは、メラノサイトで作られます。

このメラニンは紫外線からのダメージを軽減するための

防衛反応ではあり、本来はターンオーバーで排出されます。

 

子どもの頃は、夏休みに真っ黒になっても、

秋口には白く元通りになっていたはず。

 

それが年齢を重ねると、シミとしていつまで経っても居座るメラニンが

存在するようになります。

 

これは表皮を支える基底膜が、紫外線や活性酸素などのストレスにさらされ、

壊れてしまうことで、真皮が垂れ下がってしまいます。

そこに入り込んだメラニンは排出されにくく、シミとなってしまう・・・

というのはわかっていたんですが、ファンケルはさらに踏み込んで、

基底膜が壊れる原因、そしてシミが固定化するメカニズムの解明を目指したわけです。

 

基底膜ってのはまさに表皮と真皮の境界線ってことになります。

 

で、注目したのは、外的刺激による炎症反応。

この炎症が基底膜崩壊に大きく関わっているのではないか?

と研究を進めたそうです。

 

その結果、炎症を起こすタンパク質のひとつである

「MIF(macrophage migration inhibitory factor)」の増加、

さらにMIF濃度依存で増える「CXCR4」を発見したそうです。

 

MIFはマクロファージ遊走阻止因子の略で、まあマクロファージを集合させる因子。

免疫を活性化させるとともに、解毒系にも関わっているとか。

 

CXCR4はサイトカインの一種であるCXCL12の受容体。

炎症にすげー複雑に絡み合って作用しているので、

ちょっと理解しきれないです。

 

 まあ、MIFが増加 ⇒ CXCR4も増加、その結果、基底膜を構成するⅣ型コラーゲンの分解が促進

という流れが生まれるそうです。

 

今後、「CXCR4」に着目し、新しい美白への

アプローチを模索していくそうです。

 

もしかしたら、何年か先に「シミが消える医薬部外品」みたいなものが

でてくるかもしれませんね。

できたら、メチャクチャ売れるんだろーなー

 

 

現状できることは、基底膜を丈夫にするってことかな。

なんか基底膜にいいって成分があったような・・・

まあ、探してみるか。

 

あとは、炎症を起きないようにすれば万事解決かなー

 

 

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