カシミヤ毛から抽出したケラチン
一丸ファルコスの新原料「カシミヤコート」
カシミヤの毛から取れる比較的低分子なケラチン。
近年、女性のヘアスタイルはナチュラル・無添加志向へとシフトし、
パーマやカラーなどの毛髪に対する強い化学処理が減少傾向にあるそうな。
私の学生時代は、みんなこぞって髪を染めたり、
脱色したりとしてましたが、なんだったんでしょうね?
まあ、ファッションの流行の一環だったのかにゃ?
ソバージュやメッシュ、金髪とかって、絶対髪に悪いですよね・・・
だからこそ、ダメージの大きい髪をケアする素材のニーズが大きかったわけです。
時代は変わり、そういうものよりも、紫外線やタオルドライといった
日常的なダメージに対するケア、もしくはくせ毛対策などのほうが
ニーズが高まっている・・・
というのが一丸がだしたマーケティングの解だったわけです。
羊毛天然ケラチン由来の高分子ケラチン「プロティキュート」を販売してきましたが、
新たなニーズに応えるため、投入してきたのがカシミヤコートってなわけ。
カシミヤはカシミヤヤギから取れた毛で、保湿性、保温性に優れている素材です。
まあ、高級素材ですね。
以前、ユ●クロでカシミヤのセーターが売ってたのですが、
値段見てびっくりした記憶があります(笑)
確かに高いだけあって、肌触りや着心地はすげーよかったんですが。
そんな希少性の高いカシミヤのケラチンを可溶化、
分子量1000~10000と幅広い分子量を包括している原料となります。
左はギ酸によってダメージを与えた髪で、
右はカシミヤコートで修復したもの。
プロティキュートが大ダメージに対するケア成分であるのに対し、
カシミヤコートは日常の小さなダメージへのケア成分といった住み分けかな。
大は小を兼ねる感じはしますが、適材適所で使い分ける必要が
あるみたいです。
あとは、くせ毛、縮れ毛なんかにも効果があり、
くねくねした髪をまっすぐにする効果があるとか。
まあ、こちらの方がメインになるんじゃないかな?
ストレートパーマをかけている人って結構多いですからね。
・・・まあ、これはプロティキュートのほうが適しているか??
何にせよ、カシミヤ由来ってのが面白いですよね。
注目の素材です。
【関連記事】