ん??どういうこと?
セラミド40%配合ってな商品があるってことで、
どうなん?これってな話を聞いたわけです。
まあ、実際にはセラミドではなく、
リポソーム液40%と謳っていました。
何、リポソーム液って・・・
すげー違和感があるんですけど。
なんでセラミド40%って話になったのかというと、
その商品の前に、別の商品があって、
それにリポソーム化したセラミドを配合していたそうな。
原料はPhytopresomeCeraV。
で、これを5倍以上配合したって謳っていたので、
PhytopresomeCeraVが40%入っている・・・
と誤解されていたようで。
まあ、意図して誤認させているのかどうかはさておき、
PhytopresomeCeraVを40%配合することは、ほぼ不可能です。
この原料、粉末原料ですから、それを40%とか、普通に溶けません。
当然、セラミド40%なんて溶かせるわけがないです。
もちろん、コスト的にも無理ですしね。
ちなみに、PhytopresomeCeraVの推奨使用量は0.2%。
セラミドとして20%配合されている商品なので、
セラミドの配合量は0.04%となります。
おそらく、これの5倍配合ってことで、PhytopresomeCeraVを
1%は配合しているのかなー
つまり、セラミドとして0.2%か。
かなり多いと思います。
もっとも、高濃度を連呼しているわりには、
実際の濃度は一切いっていないので、何とも言えないですけどね。
じゃあ、このリポソーム液40%って何?
って話になるのですが、V Cera Moisture Liquidってのが40%入っているんだとか。
ああ、そういうことねー
つまり、PhytopresomeCeraVを溶解した液体を40%配合しているってわけ。
極端な話、PhytopresomeCeraVを0.01%入れた液体でも、それを使用すれば
同じようにリポソーム液40%を謳えることになります。
セラミドの濃度を誤魔化しつつ、
なんか凄そうに聞こえる、
なかなな上手いやり口だと思います。
そもそも、PhytopresomeCeraVは粉末原料で、
これを普通に溶かせば、100%リポソーム液なんですよ。
ですので、リポソーム液40%って表現に凄い違和感を覚えたわけっす。
わざわざ、この表現を使うために、セラミド溶液を作って、
それを薄めて使っているってことになるんかな?
まあ、こうでもしないと溶かせないのかもですけど。
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