扱い、超ムズイんですけど
ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)はヘアケア最強の原料だと
いっても過言ではないと思っています。
1つの原料で、補修とコーティングをしてくれるので。
即効性も高いですしね。
ただ、こいつ、超扱いが難しいです。
ちょっと入れすぎると、粘性がなくなって、
シャバシャバになってしまいます。
ナチュセラ恵みが乳液みたいになってしまいました(汗)
コンディショナーとして使え・・・ないな。
粘性は維持しても、時間が経つと分離してしまうし・・・
何とケンカしとるんやろ???
安定させるのもなかなか難儀ですが、
適正濃度を見極めるのもむずい。
メーカー推奨量の0.3%を配合したものですが、
個人的には問題なかったのですが、
どうも毛が細いと、補修分として浸透する量が少ないので、
コーティングとして外に残る量が多くなるみたいで。
結果、ペリセアが糊みたいになって、髪が絡まるんだとか。
つまり、髪質によって最適濃度が変わるってわけ。
というわけで、ナチュセラ恵みにペリセアを入れる試みは
四苦八苦しております。
すげー効果があって、いい原料だと思うんですが、
ここまで扱いが難しいと、採用はされにくいか。
使うとしたら、0.01%くらいが妥当なのかな。
安定性とかも考慮すると。
そういえば、ペリセアは擬似セラミドだけど、
浸透するタイプだからあんまりよろしくないのか?
とのご質問があったな。
ペリセアは浸透しますが、あくまで補修しなければならない穴があってで、
セラミドが十二分にある健康な肌には浸透しません。
また、隙間があって浸透する場合も、
隙間がそのままよりは埋めたほうがよいので、
肌のバリア機能、保水力は使用後のほうがあがります。
余った分は肌表面に膜構造を作るので、
その効果も期待できます。
まあ、セラミドと一緒に配合すると、拮抗してしまうので
配合には注意したほうがよいかなー。
椅子取りゲームをしてしまうって感じです。
ペリセアが入ってしまったところには、セラミドが入れないので、
一長一短ってところです。
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