擬似セラミドは浸透する

と本家のHPに書いてあるそうな

擬似セラミドは浸透しないと個人的には思っています。

擬似セラミドが浸透してしまうと、理論的にはよろしくないですから。

 

いや、本家のHPに浸透すると書いてあるじゃないか、

とのご指摘がありまして。

確認したところ、『セラミド機能成分』が、角層のすみずみにまで浸透って

書いてありました。

 

セラミド機能成分ってのが擬似セラミドのことね。

厳密には、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド のこと。

 

ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド が角質層へ浸透する

ってなデータは見たことがなかったので、まあ、浸透せずに独自に肌表面でラメラ構造を

構築するんだろうと思っていたんですが・・・

浸透しないからこそいい、と。

 

 

乾燥肌ってのは、セラミドが不足することで、

角質層のバリア機能が低下している状態。

ザル状態で、水分は抜けてくは、外部からの刺激が入ってくるわと言った感じです。

 

そうですね・・・

コンクリートでできた壁があるとします。

んで、数か所、穴が空いている状態です。

一番はコンクリートで穴を埋めることですよね?

 

しかし、コンクリートが今ないけど、粘土ならあるから、

これで穴を埋めておこう。

 

とりあえず、穴は塞がりましたが、

これがベストの状態かというと、そうではないです。

 

擬似セラミドを浸透させるってのは、

このような応急処置的なものになります。

当然、穴が空いたままの状態よりは、擬似セラミドで埋めてしまったほうが、

状態はいいに決まってます。

しかし、本来の状態、セラミドだけでラメラ構造を作っている場合と比較すれば、

バリア性、保水性は劣ります。

 

 

そして、コンクリートが用意できたので、

さあ、ちゃんと穴を塞ごうと思っても、

穴には粘土が埋まっているので、コンクリートを入れることができません。

 

セラミドが入ってきたからといって、擬似セラミドがその場を譲るわけではないです。

 

 

まあ、代謝によって、下からちゃんとしたものができてくれば、

それと置き換わっていくので、それまでの繋ぎとして使っていくのであれば、

問題はないです。

 

でも、それだったら、はじめからセラミド使ったほうがよくね?

と思っちゃうんですよね。

これだと擬似セラミドの存在意義ってのを見出せない。

 

浸透するのかしないのか、正直わかりかねますが、

するってのであれば、オススメはできませんし、

浸透しないってのであれば、オススメできます。

 

処方をみると、浸透しないような気がするんですけどね。

まあ、本家が浸透するというのであれば、浸透するんでしょう。

 

 

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