あるのかどうかは知らん。
ニンニクに抗糖化作用があると聞いたので、調べてみました。
糖化ってのがイマイチ、ピンッと来ない人も多いとは思います。
酸化が酸素がくっつくことで、糖化は糖がくっつくことを言います。
で、糖がくっつく先がタンパク質となります。
身近なところだと、Ha1c(ヘモグロビンa1c)かな。
血液検査の項目にあります。
これはヘモグロビンとブドウ糖がくっついたものになります。
この数値が高いと糖尿病と判断されます。
Ha1cは糖がくっつくことにより、本来の役目である酸素を運ぶということができません。
さらに、べたつくので、赤血球が固まります。
よく、血液がドロドロの人の映像ってのが流れますが、
赤血球が固まってるでしょ?
というわけで、基本的には糖化は体によくないものです。
また、パンを焼くと茶色く焼き色がつきますが、
これも糖化になります。パンに含まれるタンパク質が熱によって
糖と反応することで、色がつきます。
ですので、糖化は焦げることだ、と言う人もいます。
酸素が生きていくうえで必須なように、
糖も生きていくうえで欠かせない栄養素です。
当然、抗糖化の仕組みは組み込まれています。
とはいえ、体の抗糖化の仕組みはほとんどわかっていません。
なんせ、糖化がどうこうと言われ出したのが近年なので。
今のとこ、長寿遺伝子と関わりのある遺伝子が関係しているのではないか?
ってことくらいかなー
おそらく、酸化を防ぐ仕組みと同様、糖化を防ぐ仕組みは備わっているのですが、
年齢と共に、その機能が低下していくのは間違いないかと。
そのため、年齢を重ねることで、コラーゲンが糖化し、ラーゲンの弾力性が失われ、
脆くなったり、硬くなって代謝されないなどの変化が起きたり、
老化タンパクと呼ばれるくすみの原因となったりするわけです。
つまりです。
抗糖化作用と言われるものは、基本的には直接糖化を防ぐ何かってことになります。
例外的に、糖化したタンパク質から糖を剥がすってのもありますが、
極々一部です。
まあ、この2つしかないです。
将来的には、抗糖化の遺伝子を活性化するとか、
抗糖化酵素を活性化するとか、バリエーションは増えていくかもですが、
現段階ではよくわかってないわけで、直接的な効果を調べるしかないわけ。
ぶっちゃけ、かなりいろんなものに、抗糖化作用はあると思われます。
野菜や果物を調べれば、だいたいあるんじゃないかな?
調べられてないだけで。
傾向としては、花の花びらにはだいたい抗糖化作用があるみたいです。
抗糖化原料となっているものが複数あります。
また、抗酸化作用が高い成分は抗糖化作用も高い傾向にあります。
さて、ようやく本題ですが、ニンニクに抗糖化作用があるのかってことですが、
結論としては、なくはないって感じ。
抗糖化のためにニンニクを取るよりも、
ショウガやお茶のほうが明らかに高い抗糖化作用をもっているので、
こちらを積極的に取るようにしたほうがいいかも。
また、ニンニクエキス、つまり濃縮した原料でも
抗糖化作用を謳っているところはないので、
サプリや化粧品としてもどうかなーって感じです。
ただ、抗糖化の体内でのメカニズムが分かってこれば、
話は全然変わってくるので、あくまで現段階ではってことで。
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