パルミトイルジペプチド-18
日産化学ってとこの原料になります。
ウォーターコートを形成する添加剤だそうです。
うん、意味わからん。
ES-01、OA-03、BA-03、TW-01Wと4つの型版があります。
パルミトイルジペプチド-18は脂肪酸+ジペプチド(アミノ酸2個)で構成されています。
親水基と疎水基をもっているので、界面活性剤ですね。
これが膜構造を形成し、それが糸状になっているんだとか。
これ自体が皮膜を形成する効果があるのですが、
メカニズムは不明ですが、浸透を促進するそうな。
なんとヒアルロン酸を真皮層へと浸透させるんだとか。
・・・うーん、蛍光画像を見る限りでは、浸透してるようには見えないかな。
まあ、するわけないし(笑)
ただ、角質層への浸透はしているってデータがあるな。
ヒアルロン酸は非常に高分子で、肌に浸透することはないのですが、
それを無理突っ込む力があるのだとか。
天然ヒト型セラミドを高濃度で配合すると、
本来浸透するはずのない、高分子のポリマーが浸透してしまう
ということが起こったので、なくはないのかな?
まあ、このナノファイバージェルを使うと、ヒアルロン酸だけでなく、
同様の高分子ポリマーも入っていくので、肌が凸凹になる可能性が
あるってことね。
あんまり高濃度で処方はしないほうがよいかもね。
ナノファイバージェルES-01は
パルミトイルジペプチド-18が10%含まれており、
その他は水、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、1,2-ヘキサンジオール、ステアリン酸となります。
こちらを0.1%で使うことを推奨しているようです。
皮膜形成しますが、保湿効果は高くないようです。
どちらかといえば、さっぱりした使用感になるようです。
ヘアケアでの使用も提案していますが、
データを見る限り、まあ大したことないかな。。。
比べればよくなっているけど、言われてみれば・・・
ってなレベルだと思われます。
あとは、分散効果が高いので、
乳化補助剤として使うことで、
ベタツキやテカリが少ないクリームとかを
作ることができるかも。
ナノファイバーを名乗っている成分で、
キチンナノファイバーってのがあるんですが、
こちらは鳥取大で研究開発されたもので、
これとは別物です。
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