サプリメントの話です
とあるサプリメントの話なんですけどね。
訪問販売なんすけど、ＥＣ-12を使ったサプリメントを
紹介していたわけさね。
ＥＣ-12ってのはコンビからでているエンテロコッカスフェカリス菌っていう
乳酸菌の死菌の粉末になります。
化粧品原料としても一丸ファルコスから販売されており、
うちでは零に使用しています。
特徴は非常に小さく、1ｇあたり5兆個という量になり、
他の乳酸菌と比べると圧倒的に多く配合できます。
また、小さいので腸から吸収され、免疫を活性化させます。
もちろん、整腸作用もあります。
生きたまま腸に届く生菌のほうが、死菌よりもいいに決まってます。
しかし、それは同じ量での話です。
圧倒的量の前には、生死はあまり意味をなしません。
なんと200ｍｇ配合するだけで1兆個の乳酸菌が取れます。
これはヤ●ルト25本分に相当します。
で、その商品はＥＣ-12が凄い！！って話を散々しておいて、
配合量が1日4粒だったかな？で、100億個の乳酸菌が取れるんだとか。
つまり、推奨量の100分の1しか配合していないってこと。
まあ、ふざけてんの？と思ったわけです。
同日、今度はネット広告なんですが、
こちらはプロテオグリカンをウリにした美容ドリンク。
超大手のやつなので、飲めば効果あるだろうなー
とは思っていたのですが・・・
プロテオグリカンの含有量が5000μｇ。
5000ｍｇじゃないよ。5000μｇ。
つまり1本に5ｍｇしか配合していないんです。
プロテオグリカンは鮭の鼻の軟骨から抽出される成分で、
非常に希少な原料となります。
さすがに1ｇ3000万円ってなことはないですが、
まあ、安い原料ではないです。
ヒアルロン酸の5,6倍ってところかな。
効果を出すには200～300ｍｇは欲しいとことですが、
5ｍｇって・・・
いや、これがサブ原料で、サプリメントであれば全然許容範囲です。
しかし、ドリンクよ？
ドリンクの利点は1本に大量にぶち込めることなんですよ？
コラーゲンとか10000ｍｇ粒で取るのはしんどいけど、
ドリンクなら簡単に取れるわけ。
ホントになんなん？
と思った次第です。
ちょっと、前職のことを思い出してね・・・
サプリのＯＥＭの営業してたんですけど、
まー無茶いうわけですよ。
効果のあるものを安く作りたい。
でも利益はがっつり抜きたい。
いくらで作れと？
ってことが多いわけですよ。
もう9割近いです。
予算は気にしない、とにかくいい物をってな
ところなんて稀です。
超激レアです。
予算決められちゃえば、原料をケチるしかないっすからね。
こういった商品がたくさんでてきるんでしょうな。
【関連記事】