無添加化粧品

無添加とはなんぞや?

無添加、無添加言っている割には、

なんか色々はいってるんですけど、どうゆうこと?

なんて疑問に思ったこと、ありません?

 

「添加」して「無」いってことですからね。

化粧品を作るうえで、何かしら添加しないと作れません。

コラーゲンやヒアルロン酸を入れるのだって添加っすから。

 

まあ、完全無添加って商品もあるにはあります。

全成分「水」だけのもの。

これはpHをアルカリにした水で、クレンジング効果があります。

 

あとは発酵液をそのまま詰めたやつかな。

例えば、シカクマメ発酵エキス100%で出せば、

無添加でいけます。

 

菌は他の菌が増殖しにくくする物質をだします。

乳酸菌の乳酸や酢酸菌の酢酸とかね。

ですので、発酵液は比較的腐りにくいので、

防腐剤を使わないでも大丈夫なものが多いです。

 

 

まあ、それは置いておいて、無添加化粧品とはなんぞやって話ですが、

厳密に無添加化粧品としての定義はありません。

オーガニック化粧品とかと一緒。

ぶっちゃければ、言ったもん勝ちです。

 

多いのは旧表示指定成分を使ってないって意味で使われます。

 

旧表示指定成分ってのは、何かというと、

一昔前は、表示義務のある成分が決められていて、

それ以外は書く必要はなかったんです。

アレルギーがあるかもしれないって成分が100個ちょっと

リストに上がっていたわけです。

 

現在は全成分表示義務があるので、過去の産物ってことで「旧」ってなわけ。

 

つまり、無添加化粧品=旧表示指定成分使ってない化粧品

ってことで、特に意味があるものではないです。

パラベン使ってません!といって、もっとエグイ防腐剤を使っている

場合もありますので、無添加=安全ってなわけでもないです。

 

 

ついでにいえば、パラベンを使ってないってことで、

(パラベン)無添加化粧品と名乗ることもできます。

 

ぶっちゃけ、無添加化粧品と呼ばれるものと、

そうでないものの差なんてありません。

 

極論ではありますが、無添加化粧品なんて存在しませんともいえるし、

すべての化粧品は無添加化粧品と言えるともいえます。

 

人は心理学的に「快」を得るよりも「不快」を避けることを優先して行動します。

つまり、マーケティング的にはプラス面、例えばセラミド入ってますとかいうよりも、

マイナス面を無くすほうが購買意欲が上がるわけです。

 

で、でてきたのが無添加ってことば。

●●を入れないってだけで、簡単に差別化できてる、

なかなか優れた商法です。

 

つまり、無添加ってのは化粧品の品質とかには無関係で、

購買を促すためのキャッチコピーの1つってなわけです。

 

無添加有わりには合成界面活性剤使ってたり、

石油系のオイル使ってたり、ケミカルチックな名前が並んでたりするのは

そういった理由です。

 

まあ、特定の成分がダメって人もいますので、

1つの指標にはなるので、無意味ってわけではないですけどね。

 

 

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