リノール酸誘導体
新美白成分として、日光ケミカルズからNIKKOL VF-LINOが発売されました。
美白成分というより、美白をサポートする成分ってな立ち位置になるのかな?
他の美白成分との高い相乗効果が期待されます。
従来の美白成分のほとんどはメラニン合成を抑制するものです。
そのため、シミとかにはほとんど効果がないです。
シミの原因は成熟メラノソームが肌表面に居座ることで起こります。
このNIKKOL VF-LINOは、このメラノソームの排出を促してくれるとのこと。
もしかしたら、シミを消すことのできる数少ない原料となりうるかも。。。
サフラワー油由来のリノール酸をエチル化しているもので、
表示名称はリノール酸エチル。
ビタミンC誘導体みたいな感じで、リノール酸を安定化させたものになります。
肌でリノール酸になるのかはわかりません。
効果としては
1.メラニン産生の抑制
2.成熟メラノソームの取り込み抑制
3.ターンオーバーの正常化
肝となるのが3つめのターンオーバーの正常化。
遅いところを早くすることで、代謝を均一化するそうな。
若かりし頃は日焼けしても冬にはキレイに白くなったじゃないですか?
シミは代謝せずに、いつまでも居座っているわけで、
代謝を正常化することで、これらを排出しようってなわけ。
一定の効果は立証されているとかいないとか。
また、虫刺され痕や、ニキビ痕などの色素沈着にも効果があるそうで、
本来求められている美白効果ってやつを実現できる可能性がある原料となります。
ただ、ロットが15kgだからな・・・
まあ、リノール酸ですからバカみたいに高いってことはないとは
思いますが・・・(希望的観測です)
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