まあ、言っちゃダメなやつですけど
最近、フコイダンエキスをガン細胞が治るって販売していた会社が
捕まったってニュースがありまして。
いや、ガンと糖尿病はヤバイって、昔から言われているのですが・・・
まあ、売れるので、その誘惑に抗えないってのもわかりますが。
なんと3回改善要求されてるという優しさを無視してのこと。
昨今はいきなり警察が乗り込んでくるのが普通なのに。
さてさて、フコイダンエキスですが、もちろん医薬品として認可されているものではないです。
だからと言って、科学的根拠がないってわけではないです。
ちょっと、何言ってるのかわかんないかもですが、
効果のないものを効果があるように見せかけて売った、
詐欺とか虚偽で捕まったわけではないってこと。
フコイダンエキスがガンに効果があることを示唆するデータは
色々ありまして、論文も複数でています。
まあ、だからといって、そういって売ってはダメなルールがあるんですけどね。
ガン研究は世界的に見ても闇が深い分野ですよねー
とりあえず、フコイダンエキスの効果についてみていきましょうか。
①アポトーシス作用
アポトーシスとは「細胞自然死」という意味で、プログラムされている死です。
たとえば、手が形成される際、指の部分が伸びていくわけではなく、
間の細胞が死ぬことで指の形になります。
また、寿命がきたり、DNAに損傷を負った場合などにも起こります。
フコイダンエキスには、ガン細胞にアポトーシスを起こさせる効果があることがわかっています。
ガン細胞にフコイダンエキスをつけると、勝手に死んで消滅してしまうって実験ね。
しかも、正常な細胞への影響は一切ないという話です。
ただし、体内でどのような形で吸収され、実際にガン細胞のところまで運ばれるのか、
運ばれたとして、試験管内でのような濃度に達するのか、と諸問題はあります。
一応、ネズミの実験でフコイダンエキスをエサに混ぜるとガンが大きくならないってな
データはありますが、これがアポトーシスによるものかは不明です。
②免疫賦活作用
フコイダンエキスはムコ多糖体で、多くのムコ多糖体は免疫細胞のエサとなり、
免疫を活性化させる効果があるといわます。
有名なところだと霊芝やアガリクスかな?
免疫賦活作用に関しては否定的な話はほぼ聞かないので、
こちらは間違いないと思いますが、長期使い続けると
効果が落ちるという話があり、そちらは議論になっています。
まあ、ヒトも栄養ドリンク飲み過ぎると効果がなくなるどころか、
かえって疲労が溜まってしまうみたいな?
それが免疫細胞でも起こるとか起こらないとか。
③新生血管抑制作用
ガン細胞は大飯喰らいで、普通の細胞よりも栄養素を要求します。
勝手に血管を伸ばして、栄養素を強奪していくのですが、
この血管を作るのを阻害する効果が確認されています。
おそらくは複合的に作用して、ガン細胞の増加の抑制効果を発揮するのではないかな?
まあ、分子量が大きいほうがいいとか、小さいほうがいいとか、
色々な意見があるみたいです。
分子量が大きいほうが活性が強いですが、消化吸収されたら
結局は低分子化されるんでないの?
ってことは、注射でぶち込まないかぎり、あんまり効果がないのでは?
という話になり、分子量がどうのこうのって話は個人的にはどうでもいい
ような気はします。
あとはフコキサンチンと一緒にとるといいよーとのこと。
フコキサンチンは超高額な原料になります。
見積もり見て腰ぬかしましたよ。いや、マジで。
あくまで、サプリメント、健康食品です。
ガンが治るってのではなくて、進行を抑制するくらいの
ものだと思っておいたほうが精神衛生上よいかと。
医療行為と平行して試せるものなので、
選択肢の1つとしてはありだと個人的には思っています。
適正価格のものであればね。
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