略してSKH
サプリメントの市場は一番大きいのはドラッグストアになります。
それに並ぶ市場が通販。
で、意外と大きいの宣伝講習販売という形態。
この3つの市場の上位数社で市場の7,8割を占めているといわれます。
宣伝講習販売、あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、
縁のない人は一生関わることがないといっても過言ではない
商売形態です。
時々、見かけませんかね?
なんか外には自転車がワンサカ並んでいて、
中では多くのお年寄りが椅子に座って話を聞いている・・・という光景。
十中八九、それが宣伝講習販売です。
何かしらのお土産を毎日用意することで、
毎日お店に足を運ばせ、1時間程度の話を聞かせ、
最終的には高額なサプリメントを売るって感じです。
一人が多数に対して話形になるので、
「講習」と呼ばれるわけです。
お土産を毎日配ることから、餌付け商法なんて呼ばれることもありますが、
最終的には「物」ではなく話を聞きに行く、その人に会いに行くと
目的が変わるので、ちょっと的外れなネーミングではありますが。
また、催眠商法と混同されることが多いですが、
これはまた別でして、やり方が全くことなります。
催眠商法の手口は、外で物を配って、テントに誘導。
中にはすでにサクラが紛れてスタンバイ。
人が集まり、商品説明が始まります。
で、最初はこれ欲しい人ってことで手を上げさせます。
如何に早く手を上げるか、如何に大きな声で返事をするかが
大事だっての、これを繰り返して植え付けます。
で、興奮状態になり、一種の催眠状態に陥ります。
最終的に、布団がでてきて、何百万のローンを組まされます。
ご丁寧に家まで商品をその日に送り届け、
次の日にはドロンです。
昨今ではあまり聞きませんけどね。
色々と規制でローンが組めなくなったのが大きいんでしょう。
さてさて、話を宣伝講習販売に戻しますが、
元を正せば、「ナチュラル」と言う会社にたどり着きます。
宣伝講習販売という形態を作り出したのがこの会社。
今はもうないです。
一時は3000人を超える勢いだったわけですが、
最終的にはバラバラになります。
各支社が独立して会社を作り、同じ形態で商売を始めます。
で、それぞれが大きくなって今に至るわけです。
まあ、かなり淘汰されていますけどね。
催眠商法と同じようにローンを組めなくなったり、
多量販売を禁止する法律ができたりしてね。
東京都なんかは宣伝講習販売そのものが禁止されています。
商品単価が高いってのと、まとめて売るので
1人当たりの単価が恐ろしいことになります。
総売り上げは通販会社の大手と比べても引けを取らないです。
ここの仕事取れれば大きいんですが、
どこも凄い義理堅いんですよ。
そりゃ、苦しい時期を支えてくれたわけですから、
恩を感じるのは人として当たり前なんですけどね。
近所で宣伝講習販売をしていたので、ちょっと懐かしいなー
と思った次第です。
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