ネオダーミルの扱いが難しい
ナチュセラ碧のサンプル配布を行ったのですが、
非常に好感触で、製品化のご要望の声を多くいただいております。
ありがたい話です。
ザ・ファーストが昨今の国際情勢で、
非常にリスキーという、ちょっと残念な理由で
ナチュセラ碧の商品化が頓挫していました。
主要原料であるネオダーミルも非常に優秀で、
効果が高い原料ではあるのですが、使用実績はあまりないです。
ネットでざっと探しても5種類くらいしか使ってる商品を
見つけることができませんでした。
こんなに効くのになぜ・・・??
まあ、1つは値段が高いってことかな。
非常に高額商品となります。
ただ、それ以上に扱いが難しいってのがあると思われます。
ネオダーミルはキレイな青色をしています。
これは銅イオン(Cu2+)の色になります。
まず、これpHによって色がかわります。
酸性下では青緑になります。
おそらく銅イオンと水酸化イオンが反応してのことだと思われますが、
この状態では残念ながらネオダミールの活性は低下しています。
逆にアルカリ性下では、すぐには変化しませんが、
時間と共に茶色っぽくなっていきます。
Cu+が増えてくることへの影響ではないかと思われます。
こちらは見た目が悪いという、経時変化するってことで、
商品化自体難しいです。
もちろん、活性も低下しています。
まあ、つまり中性にしておかないと使えないって話。
では、pH調整剤で調整すればよいだけでは?
となりますが、残念ながらpH調整剤と反応するみたいで、
活性が落ちてしまいます。
pHが振れるような原料は一緒に使えないんですわ。
さらにキレート剤。
金属を吸着する系のやつはダメですね。
色が薄くなったり、透明になったりするんです。
当然、効果はなくなります。
また、煌に混ぜたのですが、1%くらい入れても全く色がつかない。
どうも何かしらの原料とくっついてしまうみたいでして・・・
当然、ネオダミール本来の活性は損なわれます。
市販のネオダミール配合化粧品も、青色の欠片も残っていないので、
おそらくは配合量が少ないのか、反応して失活しているかのどちらかで、
ネオダミールの良さを引き出せてないのではないかと思われます。
もう、こいつを活かすためには、
使う原料を厳選に厳選を重ねるしかないみたいでして・・・
かなり面倒です。
というわけで、ゴチャゴチャ入れるのは止めて、
シンプルに行こうかなーと。
ネオダーミルの濃度をあげて、より効果を実感できるようにするのと、
ザ・ファーストの代わりに、発酵イソフラボンでも入れるかなー
と思っています。
【関連記事】