ファンケル、コラーゲン産生促進に関する特許を取得

バラつぼみエキスとの相乗効果が凄いらしい

ファンケルがコラーゲン産生促進に関する特許を取得したそうな。

特許番号は第6553790号となります。

 

原料の相乗効果ってのはどこでも謳われていますが、

データとしてでているものは珍しいです。

 

図はヒト皮膚線維芽細胞の培養培地に、バラつぼみエキス、HTCコラーゲンを

それぞれ入れた効果(コラーゲン増加量)を50とした場合、合わせたら50+50=100となるところ、

なんと2.5倍の効果があったよーってことを示しています。

 

バラつぼみエキスとHTCコラーゲンのコラーゲン産生促進量が

同じわけないですからね。

 

バラつぼみエキスは丸善製薬のローズバッツエキスパウダーMFって原料。

バラポリフェノールは基本的には抗菌作用、抗ウイルス作用があると言われています。

ポリフェノール量は規格されているみたいですね。

バラエキスでは東洋発酵のやつのほうが業界では有名です。

こちらはポリフェノールを70%以上で規格しています。

エビデンスもこちらの方がしっかりしてます。

 

ちなみにコラーゲンに関しては炎症抑制効果よる、

コラーゲン分解酵素の抑制によるものだと思われます。

 

HTCコラーゲンとはトリペプチド、アミノ酸が3個の状態まで分解されたものが

多く含まれているコラーゲン加水分解物です。

トリペプチドはそのまま吸収され、コラーゲン生成を促進する効果があります。

コラーゲンはゼライスのやつか。

 

 

 

まあ、in vitroなので実際の経口投与での結果はどうなるかはわかりません。

 

ちなみにドリンクで販売してるかな。

トリペプチドでコラーゲン産生を促進し、

バラつぼみエキスでコラーゲンの減少を抑え、

ビタミンCでもコラーゲンの産生を助けるってな作りです。

ビタミンCはコラーゲン産生の補酵素です。

あとは鉄も関係するかな。

 

コラーゲンが6000mg、バラエキスが10mg、ビタミンCが300mgか。

 

まあ、特許が取られているので、

バラエキス+コラーゲンって処方は使えなくなるってわけです。

 

まあ、バラでなくてもポリフェノールが豊富なもの、

抗炎症作用があるようなものであれば、

程度の差はあれど、相乗効果は期待できるのではないかなー

と個人的には思います。

 

何はともあれ、サプリメントにおいて、1+1=2ではなく、

3にも4にもなり得るということが示唆されたわけですからね。

相乗効果はあるとの1つの実例として、非常に意味があると思われます。

 

 

【関連記事】

コラーゲン、肌に届く

コラーゲンペプチドにアトピー性皮膚炎抑制効果

トリペプチドのコラーゲン合成促進効果

<<<前            次>>>