石鹸の製造過程で大爆発!?

化粧品製造メーカーで爆発事故

8月30日に名古屋の化粧品のOEMメーカーで爆発事故が起きたというニュースが

ありました。屋根や壁が吹っ飛んでいる様子から、かなりの爆発だったのが伺える

わけですが、原因がよくわからないんですよね。

 

ニュースによると、30日午後2時10分ごろ、名古屋市西区新木町にある

化粧品製造会社「デムライト」の工場で爆発があった。

愛知県警西署曰く、男性2人と女性4人の20~50代の従業員計6人が負傷し、

病院に搬送された。男性1人は重傷の可能性があるが命に別条はなく、他5人は軽傷とみられる。

とのこと。

 

化粧品製造で爆発することあるの?

え?そんな危険な仕事なの?

というのが正直な感想。

 

他人事ではないので原因を詳しく知りたいところではありますが、

続報はなく、詳細はよくわからにです。

ですので、ネットで原因の推測を参考にしてみました。

 

①石鹸製造の過程で起こった説

過去に石鹸の製造過程で爆発事故が起こっているので、

今回もそうではないか?と言われています。

石鹸は油と水酸化ナトリウムを反応させて作ります。

混ぜる際、高熱を発するので、少しずつ反応させていきます。

これを大量に一気にやると、急激に反応して爆発するそうです。

おそらく水蒸気爆発というやつだと思われます。

 

私も自家製石鹸作ったりしますが、そんなに危険なことだったんですね・・・

 

今回の原因は火を使っていたとの話なので、今回は別の原因かと。

 

②界面活性剤を作る過程で起こった説

酸化エチレン、酸化プロピレンをアルコールや油脂と反応させることで、

界面活性剤を作ることができるのですが、

こちらも急激に反応させると爆発するそうな。

 

触媒としてアルカリ金属(NaとかKとか)を使うのですが、

この量を間違えると急激に反応して危険な状態になるそうです。

 

ただ、加工先で界面活性剤を作るってことはないと思いますので、

こちらも多分違うと思います。

 

③ガスが発生し、それに引火した説

何かしらの洗浄剤を作っていたのは確かのようで、

家庭用洗剤が有力だそうです。

加熱して混ぜている工程で、何かしらのガスが発生し、

これが急激な反応で、ガスが大量発生し、爆発したと。

 

まあ、水素とか酸素とかが出てくる反応だったのかな?

化粧品でそんな反応する組み合わせがあるのかって疑問はありますが、

化粧品原料は星の数ほどありますので、組み合わせ次第では、

何かしらのガスが発生するのかね・・・?

 

④設備の老朽化説

メンテナンスなんかをしっかりやっていても、

設備は劣化していくもの。

この世に不変なものはなく、形あるものはいずれ壊れるわけで。

 

ただ、攪拌機1つとっても、いいお値段します。

設備投資には莫大な資金が必要で、それを回収できる見込みがないと、

なかなかできるものではないです。

 

そのため、騙し騙し使っているってなケースは決して珍しい話ではないです。

 

まあ、本来はあり得ないことが、老朽化によって起こってしまったのではないか?

ってな話です。

 

 

あとはヒューマンエラーってな話もでていますが、

人為的ミスで爆発するってのであれば、そもそもの

工程がおかしいってことですからね。

 

爆発するリスクがある中で働かせられていたって話になりますので、

そういう方向に流れることはないかと。

 

 

真相が解明されることを祈りつつ、

事故防止の対策をしていかなければと思った次第です。

 

 

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