黒麹菌のあの黒い色の成分はなんぞや?
黒麹は名前の通り黒いです。
黒麹が黒くなっている由来成分があるはずなのですが、
研究されていないらしく、成分は同定されていません。
あまり黒麹については研究ってされていなくて、
泡盛のもろみ酢の有用性についての研究か、
もろみ粕の有効利用についての研究ばかり・・・
まあ、黒麹菌は沖縄以外ではほとんど使われていないですからね。
メインは黄麹菌ですので、仕方がないことなのかもしれません。
紅麹ってのがあるんですが、こちらも文字通り紅いです。
で、この赤い成分はロバスタチン(モナコリンK)と呼ばれ、
コレステロール値を下げる効果が確認されています。
この成分をもとに、高コレステロール治療薬が作られたりしている
くらい、有効性は高いんです。
ですので、サプリメントでも紅麹を使ったものが売られいます。
私も何度か触ったことあります。
以外に高いんですけどね。
紅でできて黒でできない理由はないと思うんですよ。
同じやり方で黒い成分を抽出できると思うんですよ。
そうすれば、成分の構造とかわかるはずなんですが・・・
まあ、有用性があるのかないのかはわからんけど。
ただ、黒麹菌ってめっさ強くてね・・・
大学時代の研究室でも扱ってた人いましたが、
コンタミの原因となるのですごい嫌われてましたね。
クリーンベンチで黒麹扱ったあとに、作業すると
高確率でコンタミするっていわれてたからなー
コンタミってのは、コンタミネイションの略。
まあ、混ぜるってこと。
競合したら黒麹がだいたい勝っちゃうってことと、
アルコールに強いってことだと思われます。
写真みたいにフタ開けた状態で放置してたら、
皆が発狂するレベルです・・・
専門で扱う機関でないと研究は難しいのかもしれませんね。
泡盛のもろみ酢の有用性、もろみ粕の飼育利用による有用性は
確認されているわけですから、何かしらあるような気もするんですがね?
ちなみにもろみ粕を飼料として使った結果、
成長速度が著しく向上し、糞などの悪臭が著しく改善され、
病気の割合が3割減と絶大な効果を発揮したとか。
有用ならなんでもいいんですけどね・・・
個人的に凄く気になるって話です。
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