美白 洗浄作用原料
ナデシコ科ナデシコ属の多年草で秋の七草の1つだそうな。
秋の七草って初めて聞いたわ。
ちなみに他の七草は、ハギ、ススキ、キキョウ、クズ、フジバカマ、オミナエシ。
漢字で書くと河原撫子。なんか人の名前みたいですな。
種にはアルカロイド、サポニンなどが含まれ、種子を乾燥させたものを瞿麦子と呼ばれます。
利尿作用、心臓抑制作用、腸蠕動の興奮作用などがあるといわれています。
漢方では主に尿路疾患に応用され、血尿を伴う膀胱炎や尿路結石に有効だとされます。
で、この原料はカワラナデシコの種子から抽出した成分になります。
オリザ油化のコスメハーベストシリーズの1つです。
コスメハーベスト🄬ってのがどんなものなのかはちょっとわかりかねます。
ECOCERT、HALALを取得してる・・・のかな?知らんけど。
サポニンが多く含まれており、洗浄作用があるそうな。
表示名称は水、プロパンジオール、カワラナデシコ種子エキス
推奨量は0.01%~5%とかなり幅があります。
洗浄剤として3%配合したもので、高い洗浄作用を示しています。
天然の洗浄剤ってことで、肌にも優しく、毛穴につまった皮脂なども
キレイに落とせるそうな。
洗浄剤がこのナデシコだけってのは面白いかもね。
まあ、メイクは落とせないので、洗顔後に使うことになり、
ひと手間増えちゃいますけど。
その効果かどうかはわかりませんが、化粧水に配合すると、
毛穴が目立たなくなるそうな。
化粧水に5%配合したものを2週間つかったモニター試験ですが、
洗浄剤よりも配合するのか・・・
まあ、いいけど。
目視で目立つ毛穴が明らかに減少したってな結果となっています。
データ上は14人中13人が改善。
アンケートでは半分が実感ってな感じ。
目立つ毛穴が半分以下になっている人も数人います。
効果が非常に出ている人だけピックアップすれば、
毛穴に効果があると言われる一丸ファルコスのバイオベネフィティ(アーティチョーク葉エキス)
を超える効果があると言えますが、平均をとると、そうでもないかなー
まあ、毛穴に効果があるってのは間違いないと思います。
また、Nef2(NF-E2-related factor2)の発現促進効果があるそうな。
Nef2は転写因子と呼ばれるもので、グルタチオン合成関連遺伝子を活性化させます。
グルタチオンは活性酸素を除去することで、酸化から体を守ります。
グルタチオンの産生を促す原料としてはナールスゲンが有名。
まあ、これはグルタチオンの産生を一時的に低下させて、
体がヤバイと感じて、その跳ね返りで増やすという、かなり特殊な方法ですが。
それはさて置き、Nef2のmRNAの発現を比較したデータがあり、
0.01%でもその量が増えたとなっています。
正直、有意差はないでしょうけど。
グルタチオン合成関連遺伝子のmRNAの発現を比較した場合、
濃度依存で高まっているのが確認できます。
こちらは0.1%で有意差はでているのではないかな?
1.2倍くらい。
実際のグルタチオンの発現量だと、誤差範囲になっちゃいますけどね。
ただ、5%とか使えば、効果は期待してもいいと思います。
グルタチオンが増えれば、メラニン生成の抑制とともに、
メラニンの酸化を防ぎ、黒くなるのを抑制してくれます。
毛穴が目立たなくなるのにも、一役買っているのではないかと推測されます。
洗顔で肌が白くなる・・・という戯言を実現することができる
商品を作ることができるかもしれない、そんな原料です。
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