イチゴ種子エキス

ストロベリーエキス

オリザ油化の原料で、こちらもコスメハーベストシリーズの1つです。

某原料メーカーが開発したものをマネて作ったら、オリジナルを超えてきた

ってことで、オリザやべーって業界で語られるようになった出来事の原料。

 

とにかく抽出技術がパないので、マネされたら機能性は上で、

価格は下を潜られると言われています。

まあ、買うほうとしてはありがたい話ですけどね。

 

さて、こちらの原料はイチゴの種、プツプツしてるやつね。

あれだけを集めて、抽出したものになります。

 

チリロサイド、ケンフェロール3-O‐グルコシドが豊富だったとか。

 

経口投与による美肌効果も高く、色々データがでてるんですが、

今回は塗布のお話。

 

高い保湿作用があり、皮膚バリア関連の成分の産生を増加させる効果が確認されています。

 

セラミド合成に関わる酵素 Sptlc1の活性がマウスの実験で確認されており、

当然、セラミドの合成も促進されます。

セラミド2、セラミド5のデータがでており、ともに2倍近くの増加が確認されています。

 

天然保湿因子となるフェラグリンの産生も増加します。

また、最近注目されている コーニファイドエンベロープ(CE)の

構成物質であるインボルクリンの産生も促進するそうな。

ちなみにCEは角質細胞を包む、丈夫な袋で、肌のバリア機能でも

重要な働きをすると言われます。

 

これらの効果は、主にチリロサイドによるものとなります。

 

 

セラミド産生を促進するってことで、個人的には注目している原料になります。

正直、セラミドでもはやできることってないんですよね。

濃度をこれ以上増やしてもしょうがないし、種類もこれ以上はってとこまできちゃったし、

ナノ化云々ってもにも手をだしちゃったし。

 

あとは、セラミドを増やす成分を追求していくくらいなんよねー

セラミド化粧品を扱ってる大手もそっちに舵をきってるわけで。

 

そういう意味では、今後の採用が増えてくるんでないかな?

と個人的には思っています。

 

ただセラミドを増やすだけでなく、他のバリア機能に関わる成分も

増やすことで、総合的にバリア機能の向上を図れるってのは

とても良いです。

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