何をいっているのかよく分らん・・・
市販のサプリメント100製品を国民生活センターが商品テストしたそうな。
水に入れて、どれだけで溶けるかってのを見たんだって。
サプリが溶けない 100製品中4割、医薬品規定時間超す 国民生活センター調査
医薬品の場合は、成分をそのまま固めた素錠は30分以内、
糖などで覆ったコーティング錠は60分以内、
カプセルは20分以内に、水に溶けなければならないとの規格基準があります。
結果、4割以上の製品が医薬品で定められた規定時間内に水に溶けなかったと。
飲んでも体内で吸収されていない恐れがあり、同センターは
「必ずしも医薬品と同様の品質が保たれているとは限らない」と注意喚起しているんだって。
うーん、正直、何をいっているのかよくわからん。
まあ、単にサプリメントのイメージを悪くしたいってだけなんだろうけど。
サプリメントや健康食品は、医薬品ではない、
あくまで食品というカテゴリーだといって取り締まってきた連中なわけですよ。
なぜ、同列で語ろうとしているのか理解に苦しむわ。
リンゴを水に入れて、溶けないから食べても意味がない・・・
っていってるのと等しいんですけどね。
水ではなくて、人工胃酸とかで溶けないってのであれば、
確かに問題ではありますが・・・
ご存知のとおり、体には食べ物を分解する消化酵素ってものがあります。
ですので、水に溶けるのが遅いからって、消化吸収できないってことにはなりません。
ただ、酵素が少なすぎて、分解できないって人はいるんですけど、
それを一般的とするには無理があるってもんで。
ちなみに、ソフトカプセルのほうが分厚いので、
ハードカプセルよりも溶けにくいです。
一般的には豚ゼラチンを使っていますが、
牛ゼラチンもあって、こちらはさらに溶けにくいです。
一応、どれくらいで溶けるかってのを人工胃酸で調べて、
20分以内で溶けるってのが規格内で合格になるのですが、
牛ゼラチンはギリギリだったと記憶しています。
ハードカプセルは牛ゼラチンが使われることはほぼないです。
個人的には見たことがないです。
魚由来のものがあり、豚由来のものよりも溶けやすいです。
その他、プルラン、HPMのものもあり、これらは食物繊維からできています。
酵素の影響は受けませんが、水には溶けやすいです。
ただ、乾燥すると脆くなるので、機械充填のときはやりずらいです。
割れたり、欠けたりするので。
打錠は、圧をかけて固めるので、
その圧次第で硬度がかわってくるので、
硬度が高いほど、溶解性は低下していきます。
医薬品では、溶解性に基準が設けられていますが、
サプリではそのようなものはないので、途中で欠けたり崩れたりしない
ってのに重点を置かれて作られます。
結果、水での崩壊性が低くなってしまっているものもあるのは、
致し方なしってところではあります。
まあ、「必ずしも医薬品と同様の品質が保たれているとは限らない」
ってのは確かに正しいんですよ。
打錠としての性質、カプセルとしての性質ってのを見ればね。
だからって、=吸収されないってのは飛躍しすぎだといいたい。
ミスディレクションを誘い、「サプリは効かない、飲むだけムダ」
とさせたいんだろうけど、何故、サプリを目の敵にしてるんでしょうね・・・?
いや、知ってるけどさ。
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