レチノイド反応

通称、A反応

最近、ビタミンAを使った某商品について聞かれることが多いです。

なんか流行ってるんですかね?

 

共通して言われるのが、

・お医者さんから勧められた

・それを使ったら肌が荒れた

・A反応(レチノイド反応)だから問題ない

 

で、本当に大丈夫なの?みたいな話です。

 

レチノイド反応ってのは、レチノール(ビタミンA)に慣れていないと、

炎症反応を起こすって現象。

なれてこれば、問題なくなるそうな。

 

まあ、ぶっちゃけると好転反応みたいなもんなんですよね。

好転反応って言葉は学術的には存在しません。

健康食品とかを販売しているところが、返品させないために

作り出した造語です。

 

お医者さんの多くは、この言葉が大嫌い。

そんなものはないって意見が多数ではないでしょうか。

 

いわゆる好転反応ってのは、あるかないかでいえば、あります。

一端悪くなって、その後改善するって現象はよく聞きます。

ただ、科学的にそれが好転反応であるってのは立証できないんですわ。

 

例えば、Aという成分を摂取して、すべての人にそのような反応がでれば

わかりやすいのですが、出る人もいれば、出ない人もいるわけです。

好転反応がでる条件ってのを特定できないんです。

  

同様に、レチノイド反応ってのもどのような条件で起こるかわからないので、

科学的には証明できない類のものになります。

あるってのは確かですが、じゃあ、どのような条件で起こるのか?

ってのはわかっていません。

 

ビタミンAに慣れていないとか、ビタミンAが不足しているからだとか、

ちょっとよくわからない理由を挙げられますが、それが科学的に立証されて

いるかといえば、答えはNOです。

 

 

好転反応という言葉に否定的なお医者さんが、

レチノイド反応だっていうんだーと違和感を覚えた次第であります。

 

 

素人からすれば、レチノイド反応かアレルギー反応かってのは区別がつきません。

そのため、変な反応がでたら、使用を控えるように促します。

例えば、某大手の純粋レチノールを使った医薬部外品でも、

反応がでれば、使用を中止してくださいといわれます。

 

なんかあっても責任取れませんからね。

リスク回避です。

  

個人的見解ではありますが、レチノールは高い効果があると思いますが、

その分のリスクはつきものだと思っています。

何かしらの反応が出やすい成分だと思っておいた方がよいのではないかなーと。

 

使う使わないを慎重に吟味することが大切ですが、

万が一、反応が出た場合は、一旦使用を中止してください。

使い続けたいのであれば、炎症が治まってから再チャレンジ

されるのがよろしいかと。

 

それでもダメなら、たぶんダメだと思います。

 

間違っても、使っているうちに慣れてくるから・・・

って炎症があるにも拘わらず使い続けるのはリスクが高すぎです。

 

 

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