最近、多いです
ナチュセラ極に関してのご質問が多いので、
ちょっとこちらでお答えしておこうと思います。
①セラミド原料の界面活性剤が1%未満だから、そんなに入ってないってことなの?
Skinmimicsに使われているセテアレス-25ってのが、
乳化剤として配合されている界面活性剤になるわけですが・・・
沢山いれていれば、セテアレス-25が1%以上になるってな話を聞いたそうな。
だから、1%未満となっているので、Skinmimicsはそんなに入っていないんじゃないの?
ってなことらしいです。
いや、10%入れてるって書いてなかったっけ?
10%入れてますけど、何か?
としかいいようがないのですが、ちょっと間違いを訂正しておきましょう。
Skinmimicsに配合されているセテアレス-25を1%以上にしようと思ったら、
どれだけSkinmimicsを配合しなければならないかというと、20%くらい配合する
必要があります。
ちなみにSkinmimicsのメーカー推奨量は5%の配合となっているので、
原料メーカーの言う通りに入れても、すべて1%未満となります。
ぶっちゃけ5%配合しているところは稀です。
私の知る限りでは、ないかな?まだお目にかかったことはないです。
Skinmimics5%配合で、セラミド濃度は0.05%となります。
つまり、セテアレス-25の位置は何の参考にもならないです。
②なんでセラミドの濃度を公開できるの?
なかなか不思議な質問ですよね。
なんで公開できないのか?ってのならわからんでもないんですが。
処方ってのは基本的には秘密になります。
基本的には教えてくれません。
理由は、OEMのメーカーってのはいっぱいあります。
で、営業は新規開拓なんてしません。
新規はリスクが高いうえ、見かえりが小さい。
まあ、大きく育てるってのも1つの方法ですが、時間がかかるわけ。
じゃあ、OEMの営業は何をするかって、
よその仕事をぶんどってくるわけです。
ぶっちゃけ、加工先はどこでもよくて、より条件がいいに越したことはないわけです。
それが技術力なのか、コスト的なものなのか、融通が利く利かないってことなのか、
各社、なにを重視するかはわかりませんけどね。
処方を公開してしまうと、よそへ持ってく可能性があるわけで、
そのリスクは避けたいわけです。
ナチュセラ極に関しては、処方をほぼ100%指定してお願いしてるので、
秘密もくそもないわけです。
セラミドの濃度を知っているから、公開できるってだけ。
公開できないってところのほとんどは、そもそも濃度を知らないってだけです。
まあ、セラミドの濃度を公開したいのであれば、
あらかじめ指定しておけばよいだけです。
それを加工先から公開NGなんてことは言われませんので。
③ナチュセラ極は濃すぎる?
Skinmimicsと天然ヒト型セラミド原料をそれぞれ10%ずつ入れていますので、
まあ、通常ではあり得ない量です。
Skinmimicsであれば推奨量の2倍、天然ヒト型セラミドであれば推奨量の10倍です。
基材の影響が出る可能性はありますが、
どれも1%未満です。
ほぼ影響はないと思います。
セラミドの濃度は0.2%となり、ナチュセラクリームの半分になります。
ですので、セラミド濃度が濃過ぎるってこともないと思われます。
なお、ナチュセラ極はアシルセラミドが0.02%も含まれているってのが特徴であり、
当社比でもぶっちぎりです。
通常のセラミドプレミックスはアシルセラミドは0.001%とかです。
原液と呼ばれているものでね。
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