ステマ疑惑でクレームが多発しているそうな
正直、一般的にはあんまり関心がないことだと思いますので、
炎上してるっていっても、小規模ではあります。
が、業界内では「何事だ!?」と言った感じです。
日本化粧品検定ってのは、いわゆる資格ビジネスってやつで、
化粧品に関する個人への資格認定をするものです。
1回合格すれば、永続的に資格を保有できます。
資格ビジネスってのは、当たればボロ儲けできますが、
構築するのが非常に難しいビジネスモデルです。
その資格がいったい何を担保してくれるのか?
この「何」を作り出す必要があり、これがほんと難しい。
日本化粧品検定では、いわゆる美容家って人にとっての「箔」になるよー
ってな感じかな。
あとは、認知度を上げるため、格付けのために物凄い費用がかかるってこと。
資格は原価がゼロみたいなものですが、この布教活動にバカみたいにお金が必要となります。
認知度については、様々なメディアに露出する必要があります。
いわゆる広告ってやつですね。
格付けってのは、この資格は凄いんだぞーっていう見てくれですね。
化粧品でいえば、パッケージになりますな。
凄そうにみえるように、事務所を構えて、HPを作って、
あんな人やこんな人も持ってる資格なんだよーと。
で、今回はインフルエンサーと呼ばれるSNSにおいて影響力のある人に、
PRしてもらう代わりに、教材と受験費を無料で提供するって案内が
晒されてしまい、実際にお金を払って資格を取った人たちの逆鱗に触れたわけです。
一説には、謝罪文が火に油を注いだとも言われています。
まあ、影響力のある人に無料で提供するってのは、まあ広告費の一環ですし、
ステマしてるってのも、見りゃわかることですので、特に悪いとも思いません。
資格を取るのにかかる費用も、そんなに高いとも思いません。
資格ビジネスを成立させるのは、とにかくお金がかかるもんなんですわ。
むしろ良心的な価格設定とさえ思います。
ただ1点、問題だと思われるのは、ステマを依頼した人への合否の不正があった
と思われてしまっているところだと。
その原因が、PRの依頼に「受験するぞ」ってのと「合格した」の2回の
投稿をお願いしているってことのようです。
合格することが決まっていないとできない依頼ですからね。
ぶっちゃけ、不正があったかどうかってのはこの際、どっちでもいいです。
そう思われることが問題なんです。
第三者から、資格は取ってるけど、本当に試験を合格したの?
と思われちゃうわけですよ。
資格自体の信頼性を著しく低下させてるわけです。
しかも、有名な人ほど疑われるという・・・
この疑惑をどう解決できるのかは正直、思いつきません。
初手が悪手だったため、さらに難易度を上げてる状態ですし。
いったいどう解決するのか?ってのは興味深いところではあります。
放置してしまうと、資格が死に体になってしまいますので、
放置って選択肢はない・・・と願いたいとこです。
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