キムチ由来の乳酸菌にメラニン分解能が見つかる
肌に蓄積されたメラニンを直接分解する成分が、キムチ由来の乳酸菌によってから発見されという
論文が4月2日、「Journal of Microbiology and Biotechnology」オンラインに掲載されました。
韓国の雑誌になります。
直訳すると、韓国のペリラ葉キムチから分離されたペディオコッカスアシエンティアティの
ぺリラ葉ってのはシソ葉のことのようです。
ペディオコッカス属はグラム陽性の乳酸球菌になります。
昨今、美白成分は沢山販売されておりますが、
それらのほとんどはメラニンの合成を抑制するもので、
あくまでシミの予防効果しかありません。
しかし、これは直接メラニンを分解するって話なので、
本当であれば美白市場を変えるインパクトとなるでしょう。
シミが消えるわけだから。
まあ、論文の中身を見たわけではないので、正直なんとも判断しかねますが。
まず、この乳酸菌をどのようにして使うのかってのがわからん。
生きたまま肌にのせる?
それとも死菌にして使う?
それとも培養液を使う?
おそらく、死菌はないと思います。
メラニンを分解するってわけですから、何かしらの酵素のような成分が必要ですから。
また死菌で効果があれば、この菌でなくても効果がありそうですし・・・
培養液ってのが普通ですが、この書き方だと、乳酸菌に効果があったって感じなので、
やっぱり生菌ってことになるのかな?
生菌だと化粧品では使えないので、医薬品としての開発を進めていく方向性になるんでないかなー
あとはどの程度の効果があるかって話。
おそらくヒト試験ではなく、in vitroになるんじゃないかな。
メラニンを含んだ培地で培養して、メラニンが減ったみたいなデータに
なっているんじゃないかと思われます。
ヒト試験だったらすごいけどね。
2週間でシミがキレイになくなった!みたいな、
胡散臭い広告のような効果があったのかもしれません。
まあ、実際どうなのかは知る由もないわけで。
生きた菌を利用するって発想は面白いとは思いますけどね。
といっても、キムチを顔に乗せるようなことはしないでくださいねー
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